2026年12月4日(金)頃発売予定
レベティッサ 解毒の歌
ダヴィッド・プリュドム/原 正人
あらすじ
第二次世界大戦前夜のギリシャで自由を求めて歌うレベティコ
抑圧の時代に生きる3人のレベティッサたちの物語
1936年10月、『レベティコー雑草の歌』の物語が終わった朝、歌姫のベバが住み込みで働いているカフェに朝帰りをするところから『レベティッサ』の物語は始まる。そのカフェもまた、右傾化著しいメタクサス政権の影響をこうむっていた。そこで演奏をしていたミュージシャンたちはトルコにルーツを持つスミルナ派の面々で、当局から演目を替えるよう迫られていたのだ。自身のルーツに誇りを抱く彼らは、当局の言いなりになることをよしとせず、最終的に演奏を続けることを断念する。そんな折、カフェが新たなミュージシャンとして白羽の矢を当てたのが、マルコスのグループだったーー。
歌姫のベバ、ベバの従妹で野心的な歌い手であるマリカ、カフェの女主人カティナ。抑圧の時代を生きた3人の女性を中心に当時のレベティコの世界を、そして男と女の哀しいさがを描いた『レベティコ』姉妹版。
ISBN 9784909125767