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先日、「楽天」が携帯電話の事業者として2019年10月にサービスを始めるとの発表があった。
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手3社に次ぐ、4社目の事業者となる。
ただ、設備投資計画などに疑問の声が上がっていて「条件付き認可」。
楽天は設備投資に6000億円を借り入れるが、それが少なすぎるとか。
今回は、そんな新たな通信キャリアとしての「楽天」についてと、「楽天」に期待したいこと。
MVNO「楽天モバイル」
楽天モバイルの存在
楽天はすでにMVNO事業(いわゆる格安SIM)の「楽天モバイル」を持っている。
MVNOなので、独自の通信設備を持っているわけではなく、ドコモ回線を使って通信をしている。
また、「楽天モバイル」はMVNO市場トップのシェアを持っている。
トップのシェアを持っている理由として考えられるのは、
楽天モバイルのサイトと、楽天市場スーパーセールでの”端末と回線の格安セット販売”。
楽天スーパーセールはCMをガンガン流しているので、ユーザーが目にする回数はかなり多いだろう。
他のMVNO事業者もセールをしているが、楽天スーパーセールに比べれば目にする回数は微々たるもの。
常にアンテナを張っている自分でも、他のMVNO事業者のセールをよく見逃すくらいだから…。
楽天モバイルではダメな理由
MVNO市場でトップのシェアをもっているのに、莫大なコストをかけて通信キャリアになる理由。
新たに通信キャリアになるには、現在のようにドコモ回線を借りるだけではダメで、独自の設備が必要になる。
この設備投資に莫大な費用がかかる。
その費用を使ってまで、なぜ通信キャリアになろうとするのか。
MVNOは賃貸物件のようなもの。
大家さんはドコモで、その回線を借りているのが楽天モバイル。
月々のコストは安いが、借りている物件(回線)は自分の自由には出来ない。
楽天が通信キャリアになると、自分の持ち家を持つような形になる。
高い買い物にはなるが、自分の好きなように使える家が持てる。
楽天は物件を借りるよりも、自分の自由にできる物件を買っちゃった方が儲かるという判断をしたのだ。
6000億円の物件を。
第4の通信キャリア「楽天」に期待したいこと
繋がりやすさ
ユーザーとしては、設備にいくらかけようが正直関係ない。
ちゃんと回線が使えるか(繋がるか)どうかが重要だ。
iPhone3Gがソフトバンク発売された時。
ソフトバンクは電波塔が少なかったのと、つながりやすいプラチナバンドを持っていなかった。
そのため、せっかくのiPhoneが圏外ばかり表示されている、がっかりな状態だった。
そんな状態でのサービス開始はやめて欲しい。
(現在はプラチナバンドも使えるようになり、ドコモ、auとも遜色ないレベルになっている。)
また、災害の時にもしっかり繋がっていてもらいたい。
ドコモの回線設備は震災などを想定して、かなり頑丈に作られていると聞く。
どこぞの電力会社のように「そんな自然災害は想定していませんでした」なんて事のないようにシて欲しい。
適正料金の設定
3大手キャリアは、毎年の決算でものすごい営業利益を発表している。
もちろん企業努力もあると思うのだが、3社独占市場という事も大きい理由になっている。
以前ソフトバンクが「ホワイトプラン」で、携帯料金を引き下げてくれた。
だが、現在は他のキャリアと同じようなプランになり、携帯の月々料金も上がってしまった。
(総務省の余計な指導のせいでもあるが)
新たに参入する「楽天」には、ここに更なるメスを入れて欲しい。
他のキャリアの”談合のように同じプラン”を出すのではなく、「良いものを適切価格」でお願いしたい。
端末の買いやすさ
スマホ端末はかなり買いやすくなった。
海外メーカーのスマホであれば、回線を契約せずに気軽に買うことが出来る。
ただ、キャリアが出している端末は契約をしないと買えないので、とても不便だ。
特におサイフケータイ対応の機種は、キャリアが出しているものがほとんど。
そのため、おサイフケータイ対応機種を選ぼうとすると、回線も縛られてしまう。
バカ高い回線に。
もし楽天が独自の機種を扱うようであれば、回線に関係なく機種を販売してもらいたい。
まとめ
「楽天」が携帯電話の事業者として2019年10月にサービス開始。
新たな通信キャリア「楽天」に期待したいことは「ちゃんと繋がる」「適正価格」「端末の買いやすさ」。