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Appleは「WWDC 2019(Worldwide Developers Conference)」を6月3日(日本時間6月4日)から開催している。
その中のキーノートで発表された、新しい「7つ」のものを紹介する。
この記事の目次
Apple TV用OS「tvOS 13」
Apple TVの新しいOS、「tvOS13」が発表された。
新機能
- 画面上でフルスクリーンのビデオプレビューが再生可能に
- マルチユーザーをサポート。家族間での切り替えが簡単に
- Apple Arcadeに対応(Apple TV 4K)
- PlayStation 4とXboxOneのコントローラーに対応
- Apple Musicと連携。音楽と歌詞が連携して表示されるように
iPhone用OS「iOS 13」
iPhone、iPod touchの新しいOS、「iOS 13」が発表された。
新機能
- ダークモードに対応
- 顔認証のFace IDが30%高速化
- App Storeの初回インストールの容量を50%、アップデートの時は60%小型化
- アプリの起動速度が2倍高速化
- いままでiPadのみ対応だった指三本で「もとに戻す」「やり直す」のジェスチャーに対応
- 好きなフォントをApp Storeからダウンロード可能
- Siriがさらに自然なイントネーションで話せるように
「iOS 13」に対応するのは「iPhone 6s」以降のiPhoneで、「iPhone SE」は対象に含まれる。
対象から外れたのは「iPhone 5s」「iPhone 6/6 Plus」。
また、iPadは新しく「iPadOS」になるので、「iOS13」には全て非対応となる。
iPad用OS「iPadOS」
iPad用のOS「iPadOS」が発表された。
これまでiPhoneと共通のOSだったiPadだが、iPadに特化したOSが採用となる。
新機能
- ホーム画面が変更。「Today View」が追加でき、カレンダー・天気予報・写真などのウィジェットの配置が可能に
- safari内で使えるキーボードのショートカットが多数追加
- ダウンロードマネージャーが追加
- マウスやMagic Trackpadが使用可能に
- 外付けドライブ(USBドライブ、SDカードなど)が認識可能に
- 同じアプリを2つのウィンドウで同時に開いて同期させながら作業が可能に(スプリットビュー)
- 複数のアプリを並べて開ける(スライドオーバー)
- 新しいジェスチャーが追加
- Apple Pencilの機能向上
「iPadOS」に対応するのは「iPad Air2」以降、「iPad Pro」全モデル、「iPad(第5世代)」以降、「iPad mini 4」以降。
macOS Catalina
Macの新しいOS、「macOS Catarina(カタリナ)」が発表された。
新機能
- iTunesが3つのアプリに分割(「ミュージック」「Podcast」「Apple TV」)
- iPadをサブディスプレイとして使えるように(「Sidecar」)
- 音声で入力や各種操作が利用可能(「Voice Control」)
- T2セキュリティチップを搭載したMacはアクティベーションロックが可能に。「Find My」アプリで場所を特定も可能。
- 「スクリーンタイム」が利用可能に
- iPhone、iPadのアプリが利用可能に(「Project Catalyst」)
「macOS Catarina」に対応するのは「iMac」「MacBook Air」「MacBook Pro」「Mac mini」はいずれも2012年モデル以降、「iMac Pro」全モデル、「MacPro(2013)」以降、「Macbook(2015)」以降
Appel Watch用OS「watchOS6」
Apple Watchの新しいOS、「watchOS6」が発表された。
新機能
- 新しい文字盤が追加
- 振動で時間を通知
- 「オーディオブック」「ボイスメモ」「電卓」などのアプリの追加
- Apple WatchからApp Storeへ直接アクセスが可能に
- 運動継続とした詳細データが得られる「Activity Trends」の追加
- 周囲の騒音を計測
- 女性用 月経周期アプリの追加
Mac Pro
Mac Proがフルモデルチェンジされることが発表された。
アルミケースでG5を思わせるデザイン。
前面・背面に空いている無数の穴についてはネット上で「おろし金」と比喩されている。
集合体恐怖症の人には生理的不快を感じてしまうデザイン。
ベースとなるモデルは5,999ドルで、スペックは以下の通り。
- 8コア Intel Xeon Wプロセッサ(3.5GHz、Turbo Boostで最大4.0GHz)
- 32GBメモリ(8GB DIMMs x 4)
- AMD Radeon Pro 580X グラフィックス
- 256GB SSD ストレージ
カスタムで最大メモリ1.5TB、最大ストレージ2TB、2.5GHz 28コアのIntel Xeon Wプロセッサ、Radeon Pro Vega II GPUへのアップグレードが可能だが、価格は発表されていない。
Pro Display XDR
Apple純正の32インチ6Kディスプレイ。
価格は4,999ドル。
背面がアルミで、Mac Proと同じく無数の穴が空いているデザイン。
- 6,016 x 3384px 218ppi
- P3ワイドカラー
- 10bitリファレンスディスプレイ
- 超広角の視野角
- 非反射コーディング
- 画面彩度 最大1600ニト
- コントラスト比 1,000,000 : 1
- エクストリームダイナミックレンジ(ハイダイナミックレンジを超えた)
Mac Pro は最大6台接続が可能。