2019年4月26日(金)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開となり、大きな話題となっている。
そんな『アベンジャーズ/エンドゲーム』の大まかなストーリーを紹介。
映画鑑賞後、友達や家族と感想を語り合うのに思い出しながら読んでもらえればと思う。
がっつりネタバレありで書くので鑑賞前の人は注意。
観るつもりがあるなら、絶対にネタバレ無しで観ることをオススメする。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の小ネタ紹介記事もどうぞ
この記事の目次
『アベンジャーズ/エンドゲーム』ストーリー【ネタバレ】
ここからはネタバレ有りの内容なので、ネタバレNGな人は注意!!
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導入
ホークアイことクリント・バートンは、アベンジャーズを引退し、妻のローラ、娘のライラ、息子2人と幸せに暮らしていた。
しかし、その幸せは続かず、家族突如消え去ってしまった…。
その裏ではアベンジャーズとサノスの戦いが行われており、サノスの指パッチンにより世界の半分の生命が消されてしまった。
地球への帰還
タイタン星で生き残ったトニー(アイアンマン)とネビュラが、宇宙船内でゲームをしている。
終始笑わないネビュラだが「楽しい」と、トニーとのゲームを楽しんでいた。
しかし、そんな彼らは宇宙で漂流していた。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの宇宙船をなんとか修理して飛び立ったが、燃料も空気も食料も尽きようとしていた。
トニーは壊れかけたアイアンマンのマスクにペッパーへのメッセージを残し、気を失っていく。
それを見たネビュラは何を思ったのか、トニーを操縦席に座らせる。
しばらくするとトニーの顔に強い光が差し込む。
強い光にトニーが目を覚ますと、そこにはキャプテン・マーベルの姿。
キャプテン・マーベルはトニーとネビュラを乗せた宇宙船を地球のアベンジャーズ基地まで運ぶ。
トニーを出迎え、生きていたことを喜ぶペッパーとアベンジャーズチーム。
ネビュラの横にはロケットが座り、2人を残して消えてしまったガーディアンズ・オブ・ギャラクシーチームを思い、さみしげな顔で座り込む。
サノスの指パッチンからおおよそ3週間後。
集まったメンバーは、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ウォー・マシーン、ロケット、ネビュラ、そしてキャプテン・マーベル。
サノスを見つけ、インフィニティ・ストーンを取り返し、再度指パッチンをすれば消えてった人たちを戻せるはず。
だがサノスの行方は分からず、生き残ったアベンジャーズは何もできずにいた。
トニーは「坊やを失った」と目の前で死んだピーター(スパイダーマン) を嘆き、「こんな事がいつか起こる事は分かっていた、だからアイアンスーツを世界中に配置するべきだった。それを君が反対した」と、スティーブ(キャプテン・アメリカ)を責める。
トニーとスティーブの仲は「シビル・ウォー」から未だに隔たりがあった。
すると、サノスの娘であるネビュラから「サノスの行方なら見当がつく」と言う。
調べてみると、その星でも数日前にインフィニティ・ストーンを使った形跡があった。
アベンジャーズ達はサノスのいる星へと向かう。
「宇宙の生命の半分を消し去る」という目的を果たしたサノスは、辺境の星で1人で農業をして過ごしていた。
ボロ屋で足を引きずりながら、慎ましい生活を送るサノス。
すると突然屋根を突き破ってきたキャプテン・マーベルがサノスに攻撃を仕掛ける。
体制を崩したサノスをハルクバスター(バナー)とウォー・マシーンが取り押さえ、インフィニティ・ガントレットがはめられた左腕をソーが切り落とす。
サノスに反撃すらも許さず、一瞬でケリが付く。
しかし、インフィニティ・ガントレットにはインフィニティ・ストーンがはめられていない。
「ストーンはどこだ」とサノスに尋ねると、「ストーンの力を使い、ストーンを原子レベルまで砕いた」と言う。
ローディーは「嘘だ、どこかにあるはず」と言うと、ネビュラは「父は嘘だけは言わない」とインフィニティ・ストーンが失われた事を確信する。
すると突然ソーがストームブレイカーでサノスの首を切り落とす。
あっけなくサノスを倒すが、何も解決しなかった…。
5年後
サノスを倒してから5年後。
サノスによって生命の半分が失われた世界は衰退していた。
そんな時、サンフランシスコの倉庫の中で偶然ネズミが機械の上を通り、機械が起動。
すると量子世界に閉じ込められていたスコット(アントマン)が帰還。
スコットはサノスの大虐殺を知らず、変わり果てた世界に驚く。
行方不明者の名前が彫られた石碑を見つけたスコット。
その中に、娘の「キャシー」の名前が無いことを祈りながら探すと、そこには自分自身「スコット・ラング」の名前が。
アントマンは自分の家に駆けつけチャイムを何度も鳴らすと、中から成長したキャシーが出てくる。
アントマンは成長したキャシーに少し戸惑いながらも、二人はお互いが生きていた事を喜び、泣きながら喜ぶ。
アベンジャーズはナターシャ(ブラック・ウィドウ)が指揮官を務めていた。
ロケット、ネビュラ、オコエ、キャプテン・マーベル、ローディー(ウォー・マシーン)が現況をナターシャに報告。
世界は混乱したままで、報告の中にはバートン(ホークアイ)が麻薬組織を潰しまわっているという情報もあった。
ナターシャはそんな状況に疲れ果てており、スティーブが元気づけようと話しかける
そんな時、スコットがチャイムを鳴らす。
スコットは5年前にあった事を把握し、興奮しながらも「解決策がある」と言う。
スコットは「5年間量子世界に閉じ込められていたが、体感的には5時間くらいだった。」「量子世界では時間の流れが違うので、これをうまく制御すれば、5年前の大虐殺前に戻れるはず」と話す。
つまり「タイムマシンが作れるので、誰に相談すればよいのか」と。
トニーはペッパーと結婚し、娘のモーガンが産まれ、3人は湖畔でひっそりと暮らしていた。
そこにスティーブ、ナターシャ、スコットが現れる。
スコット達がタイムマシンの話をトニーにするが、「ありえない、不可能だ」と相手にしない。
スティーブが「やり直せるかもしれないんだ」と説得を試みるも、トニーは「僕はここでやり直している」と説得に応じない。
スティーブ達は別の天才の所に助けを求めることにする。
スティーブ達はバナー(ハルク)の所に訪れていた。
バナーは5年間の試行錯誤で、常時ハルクの体で意識も保てるようになっていた。
そんなハルクは子どもたちに人気で、一緒に写真も求められる程に。
スティーブ達はハルクにタイムマシンの協力を仰ぐ。
タイムマシーンの概要を聞いたトニー。
トニーは量子世界のタイムマシーンのアイデアが浮かび、それの設計図を完成させてしまう。
しかし、トニーは娘に「3000回愛している」と言われ、「危険が伴うタイムマシーンの事は忘れて寝てしまった方が良いのでは」と考える。
ペッパーにそれ打ち明けると「大勢を救える可能性があるのなら、それをするべき」と背中を押される。
アベンジャーズ基地ではバナーが作ったタイムトラベル装置の実験をしていた。
しかし実験台のスコットが女の子になったり、老人になったり、赤ちゃんになったりと、本人の異変を繰り返すばかりで、タイムトラベルは失敗続きだった。
スティーブが外に空気を吸いに行くと、爆音の車が近づいてくる。
爆音の車はスティーブの前で停まり、中からトニーが出てくる。
トニーは「タイムマシンの装置が完成した」、そして「仲直りがしたい」とスティーブに言う。
スティーブも「僕もだ」と言うと、トニーと硬い握手を交わす。
そしてトニーが車のトランクから取り出したのは、キャプテン・アメリカのシールド。
シビル・ウォーで手放したシールドが、ついにキャプテン・アメリカの元へ帰ってきた。
トニーのタイムマシンの準備中、ロケットとハルクはソーの元へ。
ソーは「ニューアスガルド」と名付けた土地に住んでいた。
ニューアスガルドでヴァルキリーに会うと、「ソーは誰にも合わない」と言う。
ロケットとハルクがソーの家に訪れると、そこには堕落した生活を送って腹が出て、ヒゲが無造作に生えたソーがいた。
インフィニティ・ウォーの時の勇ましいソーの姿は全く無く、変わり果てた姿に驚く二人。
更にソーは情緒不安定になっていたが、なんとか説得し連れ出すことに成功する。
東京ではサノスの大虐殺で家族を全員失ったバートン(ホークアイ)がローニンとなり、ヤクザを相手に殺し回っていた。
そこに現れたナターシャ。
ナターシャは「やり直せる希望がある」とバートンを説得し連れ帰る。
アベンジャーズ基地ではタイムマシーンが完成していた。
タイム泥棒(タイムトラベルの作戦名)のテストに「自信が無い」と言うスコットに変わり、バートンがテストを行う。
バートンはタイムマシンで、家族が消える前の時間へ飛ぶ。
そこには息子の使ったグローブがあり、家の中からは家族の笑い声が聞こえてくる。
バートンはすぐに現代に戻されるが、その手には過去から持ち帰ったグローブ。
テストが成功した事を確信する。
タイム泥棒作戦は、6つのインフィニティ・ストーンを過去から集め帰ること。
「タイム泥棒」 インフィニティ・ストーンを過去から集めろ!
タイム泥棒は3チームに分かれ、それぞれがインフィニティー・ストーンを回収する作戦。
“2012年ニューヨーク”にはアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、アントマン。
“2013年アスガルド”にはソーとロケット。
“2014年モラグ”にはブラック・ウィドウ、ホークアイ、ウォー・マシーン、ネビュラ。
2012年ニューヨーク 「アベンジャーズ」
2012年のニューヨークでは「マインドストーン(ロキの杖)」「スペースストーン」「タイムストーン(アガモッドの目)」が存在する。
アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、アントマンが現れたのは、映画「アベンジャーズ」の最終局面シーン。
マインドストーン回収
ロキを倒したアベンジャーズ。
「マインドストーン(ロキの杖)」はジャスパー・シットウェルとストライクチームが回収。
(ジャスパー・シットウェルとストライクチームはヒドラを支持している事が「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」で判明する)
ストライクチームはロキの杖を回収するとエレベーターに乗る。
すると途中、キャプテン・アメリカがエレベーターに乗ってくる。
「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」のエレベーターシーンのオマージュとなっているシーンだ。
キャプテン・アメリカは「ロキの杖は私が預かることになった」と言うと、ストライクチームのラムロウは「それはできない」と緊張が走る。
戦いが始まるかと思ったその瞬間、シットウェルの耳元で、キャプテン・アメリカがつぶやく「ハイル ヒドラ」。
まさかのキャプテン・アメリカの「ハイル ヒドラ」により、シットウェルたちはキャプテン・アメリカが仲間だと信じ、ロキの杖をキャプテン・アメリカに渡す。
タイムストーン回収
「タイムストーン(アガモッドの目)」を持っていたドクター・ストレンジは、2012年はまだ魔術師になる前。
2012年の「タイムストーン」はドクター・ストレンジの師であるエンシェント・ワンが所持していた。
バナーはエンシェント・ワンに「タイムストーン」を渡して欲しいと頼むが、拒否される。
「力ずくでも渡してもらう」と手をのばすバナーに、エンシェント・ワンはバナーに攻撃を当て肉体と精神を分離。
精神体になったバナーは、それでもエンシェント・ワンに説得を続ける。
しかし「インフィニティ・ストーンが一つでも消えてしまうと、世界が違う方向に行ってしまう。闇の力に対抗する力がなくなってしまう」とエンシェント・ワンは拒否をする。
しかしバナーは「そうはならない。持ち去ってもすぐに返却する」と、勝利と返却を約束することによりタイムストーンを譲り受ける。
スペースストーン回収失敗
「スペースストーン」はトニーとスコットが回収することに。
「スペースストーン」は2012年トニーとソーが持ち、拘束したロキと共に移動。
そこにピアース長官(彼もヒドラ支持者)が「スペースストーン」が入ったスーツケースとロキを渡せと二人に迫る。
その揉めている所に、アントマンが2012年トニーの胸にあるアークリアクターに忍び込む。
2012年トニーのアークリアクターの配線を引きちぎると、苦しみ倒れ込む2012年トニー。
その混乱に乗じて「スペースストーン」が入ったスーツケースを未来トニー回収。
立ち去ろうと階段のドアに手をかけると、2012年ハルクが飛び出してきてトニーは吹き飛ばされる。
スペースストーンはスーツケースから飛び出し、拘束されているロキの足元へ。
ロキはそのスペースストーンを持ち、消え去ってしまう。
トニーとアントマンは「スペースストーン」の回収に失敗。
ロキの杖を回収したキャプテン・アメリカの前には、2012年キャプテン・アメリカが現れる。
ロイがスペースストーンで逃走した事で、ロキが変装した姿だと思われたキャプテン・アメリカ。
キャップ同士の戦いが始まり、戦いはもちろん互角。
戦いの末、2012年キャップに首をホールドされるキャップ。
するとキャップは「バッキーは生きている」とつぶやく。
すると2012年キャップのホールドした腕が緩む。
そのスキにキャップはロキの杖を使い、2012年キャップの意識を奪う。
ロキの杖(マインドストーン)は回収できたが、スペースストーンの回収に失敗した。
タイムトラベルに必要なピム粒子も片道分しかない。
作戦は失敗かと思われたが、トニーがもう一箇所スペースストーンとピム粒子を同時に手に入れられる場所があると言う。
スコットにロキの杖を託し、トニーとスティーブは1970年のニュージャージーに向かう。
2013年アスガルド
2013年のアスガルドには「リアリティ・ストーン」が存在。
ソーとロケットが現れた場面は「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」の作中。
エーテルと呼ばれる「リアリティ・ストーン」は、当時のソーの恋人ジェーンの体の中に入り込んでいた。
ロケットは、「ソーがジェーンの気を引いているうちに自分が後ろから回収する」と言うが、情緒不安定になっているソーは「そんな事自分にはできない」と逃げ出してしまう。
逃げ出したソーは、ソーの母親に見つかる。
母親はソーが未来からきたソーだと見破ると、ソーは「話したかった」と泣き崩れる。
母はソーに「あなたはアスガルド1の賢者に相談した」と、ソーの悩みを聴き、アドバイスをする。
ソーの目に輝きが戻ると、そこに一人で「リアリティ・ストーン」を回収してきたロケットが現れる。
現代に帰ろうとした瞬間、ソーは「ちょっと待て!」と手をかざす。
するとソーの手に収まったのは、マイティ・ソー/バトルロイヤル」で壊された”ムジョルニア”。
「リアリティ・ストーン」とムジョルニアを回収したソーとロケットは現代へと戻る。
2014年モラグ
2014年モラグには「パワー・ストーン」、そして惑星ヴォーミアには「ソウル・ストーン」が存在する。
ネビュラ、ウォー・マシーン、ブラック・ウィドウ、ホークアイが降り立ったのは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の導入場面。
ネビュラとウォー・マシーンは、モラグに「パワー・ストーン」を回収しに来るスターロードを待つ。
ブラック・ウィドウとホークアイは宇宙船に乗り、惑星ヴォーミアへ。
ネビュラ達は音楽を聴きながらノリノリで踊っているスターロードを気絶させると、解錠ツールを奪ってパワーストーンを回収。
何事もなく帰還…と思いきや、パワーストーンを持ったウォー・マシーンは帰還するが、ネビュラに異変が起こる。
2014年のネビュラと未来ネビュラがネットワークでリンクし、2014年サノスにタイム泥棒の計画が知られる。
ネビュラは2014年サノスに囚われてしまう。
サノスはネビュラから情報を取り出し、未来の自分が自身の願望を叶えたこと、そしてそれを無かったことにしようとアベンジャーズが動いている事を知る。
2014年ネビュラは、未来の自分がサノスを裏切っている事から、信頼を取り戻そうと、未来の自分を演じて未来へと向かう。
1970年ニュージャージー
1970年のニュージャージーには「キャプテン・アメリカ発祥の地(実際にはキャプテン・アメリカが超人血清を受けた場所)」として盛り上がっていた。
そこには「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」で登場したS.H.I.E.L.D.の研究施設があり、トニーはスペースストーンを、スティーブはピム粒子の回収に向かう。
スティーブは若かりしピム博士を嘘の電話で呼び出し、そのスキにピム粒子を回収。
目的を達成し、研究施設からの脱出の際に身を隠すために偶然入った部屋にはスティーブの写真が飾ってあった。
部屋の主を確認すると、そこはスティーブの想い人の“ペギー・カーター”の部屋だった。
スティーブが顔をあげると、隣の部屋にペギーが入ってくる。
ブラインドで仕切られているのでペギーは気がついていないが、スティーブはペギーを懐かしそうに見つめる。
トニーは研究施設からスペースストーンを難なく回収。
しかしそこである人物に声をかけられる。
その人物はハワード・スターク、若かりし頃のトニーの父親だった。
トニーとハワードは研究施設から外に出る少しの間だけ会話をする。
ハワードは「もうすぐ子供が産まれると言い」トニーに父親になる嬉しさと不安を打ち明ける。
トニーは「父は厳しかったが、それは今ではいい思い出だ」「父から受けた名言は”時間は1秒でも金で買えない”」とハワードにアドバイスする。
そしてトニーは最後にハグをして「世界を守ってくれてありがとう」と伝え、別れる。
スペースストーン、ピム粒子が揃ったトニーとスティーブは未来へ帰還する。
ハワードはトニーと別れた後、「彼とはどこかで会ったことあったか?ジャービス」と運転手の執事と話す。
2014年惑星ヴォーミア
「ソウル・ストーン」を求めて惑星ヴォーミアに到着したナターシャとバートン。
すると二人の前に”ソウルストーンの案内人”と名乗る黒衣を纏ったレッドスカルが現れる。
そしてレッドスカルは二人にソウルストーンの入手方法、「愛する者の命(ソウル)と引き換え」という事を伝える。
ナターシャとバートンは、それぞれ「自身が捧げられるべきだ」と争う。
争いはバートンが優勢になり、「オレの家族を頼む」と言い残し崖から飛び降りる…が、ナターシャが一緒に崖から飛び降り、バートンをワイヤーで固定。
バートンはナターシャの手を掴む。
バートンは涙ながらに「止めろ」と言うが、ナターシャはバートンの手を振りほどき崖下に叩きつけられ絶命する。
いつの間にか気を失っていたバートン。
意識が戻ったバートンの手の中にはソウルストーンが握られていた。
世界を元通りに
3チームに別れたアベンジャーズはそれぞれインフィニティストーンを回収して帰還した。
バナーは帰還したメンバーの中にナターシャがいない事に気がつく。
バートンはストーンの入手のためにナターシャが命を投げ出した事を伝える。
インフィニティストーンが全て揃ったが、代償としてナターシャを失ってしまったアベンジャーズ。
暗い雰囲気が立ち上る中、仲間内でイザコザがありながらも、先へと進む。
トニー、バナー、ロケットが協力し、アイアンマンの腕仕様の右腕インフィニティガントレットを完成させる。
指パッチンをするとサノスでも死にかけた事から、耐久力面からハルクが指パッチンを行う事に。
ハルクがガントレットを装着すると、その膨大な力に身動きが取れなくなる。
ハルクは苦しみながらも、なんとか指パッチンし、その反動から右腕を損傷。
すると古廃していた世界に緑と鳥達が戻り、バートンには妻のローラから着信がある。
ハルクの指バッチンは成功していた。
最終決戦
指パッチンの成功を喜んだ瞬間、アベンジャーズ基地は攻撃を受ける。
2014年から来たネビュラがサノスの軍艦を過去から呼び寄せていた。
サノス軍からの攻撃により、アベンジャーズは散り散りに瓦礫に埋もれてしまう。
軍艦から降りてきたサノスは待っている自分の元に、2014年ネビュラにインフィニティ・ストーンを回収してくるように命ずる。
気を失っていたキャプテン・アメリカをアイアンマンが起こす。
「何が起きたのか」と問うキャップに「タイムトラベルのしっぺ返しだ」と答えるアイアンマン。
二人が瓦礫の外へと出ると、そこにはサノスとそれを睨みつけるソーがいた。
サノスがまだインフィニティ・ストーンを所持していない事から、「絶対に渡すな」と3人はサノスへ近づく。
ソーは両腕を掲げると、ストームブレイカーとムジョルニアが現れ、二刀流に。
サノスは「世界の半分の生命を消すことは間違いだった」「その方法では反乱分子が出てきてしまうので、今度は世界を全て原子レベルまで壊し、世界を作り直す」と言う。
「そんなことはさせない」と、キャプテン・アメリカ、アイアンマン、ソー vs サノスの戦いが始まる。
3人は連携の取れた攻撃を繰り出すが、サノスの体制を崩す程度でダメージが通らない。
サノスの攻撃で気を失うアイアンマン。
サノスにムジョルニアを叩き落とされ、ストームブレイカーを奪われたソー。
サノスはソーにのしかかり、ストームブレイカーでソーの胸を貫こうとしたその瞬間。
ムジョルニアが飛んできてサノスを背後から攻撃。
そしてそのムジョルニアを手にしたのは、キャプテン・アメリカだった。
キャップは盾とムジョルニアの両方を使い、サノスに攻撃を仕掛ける。
振り回す攻撃や雷撃、更には盾を投げムジョルニアを当て衝撃波攻撃など、ムジョルニアを使いこなすキャップ。
それでもサノスへの決定打を与えることができず、キャップはサノスからの反撃を受ける。
これまでほとんど傷すらつかなかったキャプテン・アメリカの最強の盾が、サノスの剣による連撃によって削られていく。
サノスは軍艦からサノスの軍隊を呼び寄せる。
軍艦から呼び寄せられたサノス軍の前に一人で立ちふさがるキャプテン・アメリカ。
キャップは削り取られて半分になってしまった盾のベルトを締め直す。
アベンジャーズ・アッセンブル
突然キャプテン・アメリカの無線機から「聞こえるか、キャップ」とサムの声が聞こえ、続けて「左をみろ」と言う。
するとキャプテン・アメリカの左背後にはオレンジの輪。
そこからブラックパンサー、シュリ、オコエ、ワカンダの戦士たち、そしてファルコンが登場。
続けてタイタン星で消えてしまった、ドクター・ストレンジ、スターロード、ドラックス、マンティス、最期にスパーダーマンが帰ってくる。
スパイダーマンは興奮が収まらず、アイアンマンの元へ駆け寄る。
アイアンマンはスパイダーマンが帰ってきた事にハグをして喜ぶ。
そして続々とヒーローたちが戻ってくる。
ウィンター・ソルジャー、グルート、スカーレット・ウィッチ、グルート、ワスプ、ヴァルキリー、ウォン、そしてアイアンスーツを装着したペッパーも駆けつけ、その背後からはアスガルドの戦士たち、魔術師の軍団も現れる。
瓦礫に埋もれていたアントマン、ハルク、ウォー・マシーン、ロケットも、瓦礫から脱出。
大勢のヒーローたちが集まり、その先頭に立つキャプテン・アメリカ。
そしてついにこの言葉を叫ぶ。
「アベンジャーズ、アッセンブル!」
アベンジャーズ vs サノス軍の戦争が開始される。
インフィニティーストーン防衛
その裏では、ホークアイがインフィニティガントレットを必死に守り抜いていた。
ホークアイが倒れていた所、ネビュラがインフィニティガントレットを受け取るが、それは2012年ネビュラ。
しかしサノスに渡される前に、ネビュラとガモーラが阻止。
ネビュラは囚われの艦内でガモーラを説得し、脱出していた。
戦闘の中、サノスの前にワンダ(スカーレット・ウィッチ)が降り立つ。
「お前に全てを奪われた」と言うワンダに、「お前など知らん」と答えるサノス。
スカーレット・ウィッチの超能力はサノスと互角に渡り合い、そしてついにサノスを追い詰める。
追い詰められたサノスは、戦艦に味方ごとミサイル攻撃をすることを命じる。
アベンジャーズ優勢だった戦況は、ミサイル攻撃によって混乱してしまう。
しかし突然戦艦からのミサイルが止み、サノスの軍艦は空を攻撃し始めた。
攻撃された先から向かってくるのはキャプテン・マーベル。
キャプテン・マーベルは軍艦に突撃し、一人で軍艦を撃沈させる。
乱戦の中、アイアンマンはドクター・ストレンジに「これが1400万分の1なのか」と質問すると、ドクター・ストレンジは「それを言ってしまっては無駄になる」と答えをはぐらかす。
サノス軍との乱戦の中、インフィニティガントレットはホークアイ → ブラックパンサー → スパーダーマンへとバトンタッチ。
スパイダーマンは”瞬殺モード”を起動するが、敵の多さに圧倒されてしまう。
そこに「心配しないで、我々がいるから!」と助けに入ったのは、アベンジャーズの女性達、ペッパー、スカーレット・ウィッチ、ネビュラ、ガモーラ、マンティス、ヴァルキリー、シュリ、オコエ、そしてキャプテン・マーベル。
彼女たちは襲いかかるサノス軍を撃破していく。
スパイダーマンからインフィニティガントレットを受け取ったキャプテン・マーベル。
そこにサノスが現れる。
サノスとキャプテン・マーベルは一騎打ちになり、インフィニティガントレットの奪い合いに。
戦闘はキャプテン・マーベル有利かと思われたが、サノスはガントレットからパワー・ストーンを外して攻撃し、キャプテン・マーベルは吹き飛ばされてしまう。
ついにインフィニティガントレットがサノスに渡ってしまった。
1400万分の1
サノスがインフィニティガントレットを手にするのを目の前にするアイアンマン。
アイアンマンがドクター・ストレンジに目を向けると、ドクター・ストレンジは人差し指を立てる。
「1400万分の1」に対する答えなのだろう。
アイアンマンは覚悟を決めてサノスの右腕にしがみつくが、すぐに振りほどかれてしまう。
そしてついにサノスは「私は絶対だ」と言い、指バッチンをしてしまう!
しかし指バッチンの音がなったものの、何も起こらない。
サノスがインフィニティガントレットを見てみると、そこからは全てのインフィニティ・ストーンが外されていた。
アイアンマンがしがみついた時に回収し、インフィニティ・ストーンは全てアイアンマンの腕に収まっていた。
アイアンマンは「それなら…私はアイアンマンだ」と言い指パッチンをする。
サノスが周りを見渡すと、サノス軍は次々に灰となり崩れ去っていく。
それを見たサノスは覚悟を決めたように静かに腰を下し、崩れ去った。
アイアンマンの指パッチンによってアベンジャーズが勝利した。
しかしその代償として、トニーの生命は尽きようとしていた。
そんなアイアンマンの元へ駆けつけるスパイダーマン、ペッパーたち、アベンジャーズメンバー。
世界を守ったトニーはヒーローたちに見守られながら、息を引き取った。
トニー・スタークにも”心(ハート)”がある
後日、森のなかのトニー宅で、トニーの葬儀が行われた。
湖には「トニー・スタークにも”心(ハート)”がある」と書かれたアークリアクターが流される。
葬儀にはトニー・スタークに関わった面々たるメンツが集合し、彼の死を偲んでいた。
そして同じくバートンとワンダは、もう帰ってこないナターシャ、ビジョンを偲んでいた。
新たな旅立ち
ニューアスガルドでは、ソーがガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーと旅立つ事になっていた。
「王が必要だ」と言うヴァルキリーに、ソーは「君は根っからのリーダーだ」とヴァルキリーを王に指名する。
そしてソーは「アスガーディアンズ(アスガルド+ガーディアンズ?)の出発だ」とクイルたちと宇宙へと飛び立つ。
自分の人生を生きたスティーブ・ロジャース
スティーブとバナーは、過去から借りてきたインフィニティーストーンを返却する準備をしていた。
そこに立ち会うサムとバッキー。
サムは「一緒に行こうか」と言うが、スティーブは「これは僕の仕事だ」と断る。
バッキーには「バカをするなよ」と言うが、「お前がいないとバカはできん」と返される。
そして「またここで会おう」とスティーブは過去に飛ぶ。
数秒で帰還するはずの、スティーブが帰って来ない。
焦るバナーとサム。
そこにバッキーが気が付き、「サム」と声をかける。
その視線の先には、湖畔に置かれたベンチに座っている老人がいた。
サムが近寄ると、そこに座っていたのは年老いたスティーブ・ロジャースだった。
スティーブは過去に戻った時に「自分の人生を生きてみたいと思ったんだ」と言う。
サムが「どうだった」と聞くと、「最高だった」と答える。
するとサムは「そうか、キャプテン・アメリカのいない世界は少しさみしいけどな」と言うと、スティーブは「これを持ってみろ」とキャプテン・アメリカの盾をサムに渡す。
スティーブが感想を聞くと、サムは「借り物みたいだ」と答え、「それは君のだ」とスティーブはサムに盾を託す。
サムは「ありがとう、ベストを尽くすよ」と言い、キャプテン・アメリカの盾を受け継ぎ、バッキーもうなずく。
そしてシーンが変わり、一軒の家からはレトロな音楽が流れている。
その中ではペギーとその手を取るスティーブがダンスを踊っていた。
〜Fin〜
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