『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』感想[ネタバレ有り]

日記・レビュー




待ちに待った『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を観てきた。

アベンジャーズシリーズ3作目、マーベルシリーズ19作品目。

『ブラックパンサー』の直後の話。

 

そんな『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の感想。

ヒーロー大集合。テンション上がりまくり。最高だった。

そして絶望も。

 

良くも悪くも、それ以前の話が多く含まれているので、できれば見る前に下記作品は抑えておきたい。

  • 『アベンジャーズ/エイジオブウルトロン』
  • 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
  • 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』
  • 『マイティー・ソー バトルロワイヤル』
  • 『ブラックパンサー』

ブラックパンサーは201.4.28時点ではDVD/BDが出ていないので、今から見るのは難しいかも。

 

ここからはネタバレ有りの感想。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』感想[ネタバレ有り]

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーとは

MARVELシリーズのヒーロー達が共演する、お祭り映画。

最強のヒーローたちが集結したドリームチームで、最強の敵「サノス」に立ち向かう。

 

映画のコピーは「アベンジャーズ全滅へのカウントダウン」

今回の敵は今までボスキャラを超える、ラスボス的存在のサノス。

 

6つすべてを手に入れると世界を滅ぼす無限大の力を得るインフィニティ・ストーン。

その究極の力を秘めた石を狙う“最凶”にして最悪の敵サノスを倒すため

アベンジャーズはサノスに立ち向かい、全滅してしまうのか…。

 

登場キャラ

まずは、今回登場した主要キャラ。

アイアンマン シリーズ

アイアンマン、ウォーマシン、ペッパー・ポッツ

キャプテン・アメリカ シリーズ

キャプテン・アメリカ、ウィンター・ソルジャー、ファルコン

マイティー・ソー シリーズ

ソー、ロキ

ハルク シリーズ

ハルク

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー シリーズ

スターロード、ガモーラ、ドラックス、ロケット、グルート、ネビュラ、マンティス、コレクター

ドクター・ストレンジ シリーズ

ドクター・ストレンジ、ウォン

スパイダーマン ホームカミング シリーズ

スパイダーマン

ブラックパンサー シリーズ

ブラックパンサー、オコイエ

アベンジャーズ シリーズ

ブラック・ウィドウ、ヴィジョン、スカーレット・ウィッチ、ニック・ヒューリー、マリア・ヒル、サノス

 

なんという豪華な面々。

「この人達を全員拘束したら、ハリウッドが回らない」というのもうなずける。

今回欠席のキャラ

アントマン、ホークアイ

アントマンは謹慎中だとか。

ホークアイについては触れられなかったが、噂によるとかなり重要な事をしているらしい。

次作に期待か?

ヒーロー大集合!お祭り映画

これだけの数のヒーローがいるのに、それぞれのキャラの個性の見せ場がちゃんとある。

ヒーローの中にはソーの様に圧倒的戦闘力を持つ者から、ブラックウィドウの様に特殊能力のない生身の人間もいる。

そんな戦闘力の違いがあるのに、しっかりと全員が活躍してくれる。

見せ場の多い少ないはあるけど、それはご愛嬌。

 

また、これだけの数のヒーローがいるのに、全員が欠点や弱点を持っている。

偏屈な正確をもっているアイアンマン、ドクター・ストレンジ。

自分の強さに自身を持ちすぎているソー、ハルク。

緊張感のないスターロード、スパイダーマン。

 

そんな完全無欠じゃないヒーローだからこそ、感情移入ができる。

 

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのあらすじ

3つの視点ですすむストーリー

まず始まるのは、「マイティー・ソー バトルロワイヤル」のすぐ後から。

ソー、ロキ、ハルク、そしてアスガルド人達の乗った宇宙船が、サノスに襲われてしまい、

すでにソーは瀕死状態。

ハルクは不意打ちするも、反撃にあいノックアウト。

ここまであからさまにダメージを負うハルク、初めて見た。

ロキはサノスに寝返るふりをして、サノスに立ち向かい、あっさりと殺されてしまい、

スペースストーン」を奪われてしまう。

その時、すでにサノスのガントレットには、ノヴァ軍が保存していたはずのパワーストーンがハメられていた。

 

あのロキを出だしであっさり殺してしまうとか…出だしから「この映画やばい」と思わざるを得なかった。

 

視点1

ソーの宇宙船は破壊されるが、ソーはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの船に助けられる。

ここでサノスがインフィニティストーンを集めていること、

インフィニティストーンを全部集めると指を鳴らすだけで宇宙の半分の生命が失われる事を知らされる。

 

サノスに対抗する武器を作るためにソー、ロケット、グルートが一緒に行動することになる。

 

相当シリアスな話なのに、ソーとスターロードのコントが面白すぎる。

 

ソー達は、ソーのハンマーを作ったドワーフの星に到着するが、様子がおかしい。

人(ドワーフ)の気配がなく、鍛冶をしている様子もない。

工房の中でサノスが使っている「インフィニティ・ガントレット」によく似たものを見つける。

そこに現れる一人のドワーフ。

そのドワーフによると、サノスにインフィニティ・ガントレットを作らされ、住民も殺されたとの事。

 

ソーはサノスを倒すための武器を作る事を、ドワーフに依頼。

そのために必要な作業を請負い、ついにハンマー…ではなくソーの「斧」が完成する。

視点1のヒーロー

  • ソー
  • ロケット
  • グルート

視点2

サノスにボコられたハルクが何とか地球に帰還。

ドクター・ストレンジと合流。

ハルクがドクター・ストレンジに「サノスが攻めてくる」と警告。

ドクター・ストレンジ「誰?」

ハルクの進言で、アイアンマンとも合流。

 

ひねくれ者で似たもの同士のアイアンマンとドクター・ストレンジ二人の会話、どちらの主張も譲り合わず。

なんか微笑ましい。

 

そんな中、サノスの部下がドクター・ストレンジの「タイムストーン」を狙って攻めてくる。

ハルクはサノスにボコられたせいか、変身できない。

そこにスパイダーマンも参戦。

アベンジャーズの中でもチートキャラと思われていたドクター・ストレンジが、あっさりと敵に捕まる。

それを追いかけるアイアンマンとスパイダーマン。

 

サノスの星に着く前に何とかサノスの部下を倒し、ドクター・ストレンジを救出。

そのままサノスの星へ行き、不意打ちをする作戦に。

そしてサノスの星でガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのスターロード、ドラックス、マンティスと合流。

ちなみにガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは合流前にサノスと一戦交えている。

その時、サノスの手に「リアリティストーン」が渡り、ガノーラがさらわれた。

視点2のヒーロー

  • アイアンマン
  • ドクター・ストレンジ
  • スパイダーマン
  • スターロード
  • ドラックス
  • マンティス

視点3

マインドストーンを額に付けているヴィジョンと、その恋人スカーレット・ウィッチ。

ヴィジョンのマインドストーンを狙い、サノスの部下が現れる。

どんな攻撃もスルーできるチートキャラヴィジョンがあっさりとやれれてしまう。

スカーレット・ウィッチが必死でヴィジョンをかばいながら逃げようとするが追い詰められて…

 

そんなピンチに現れたのが、『シビル・ウォー』で表舞台から姿をけしていたキャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、ファルコン。

圧倒的な力でサノスの部下を撤退させる。

キャプテン・アメリカたちはアベンジャーズの基地におもむく。

そこでウォーマシンとハルクと合流。

サノスにインフィニティストーンを揃えさせないため、マインドストーンをヴィジョンから外し、壊してしまうことに。

そのための施設の整ったワカンダに移動。

そこにはブラックパンサーと、洗脳を解かれたウィンター・ソルジャーの姿。

個人的にキャプテン・アメリカとバッキーのコンビが大好きなので、一番テンションの上がったシーンだった。

視点3のヒーロー

  • キャプテン・アメリカ
  • ブラック・ウィドウ
  • ウィンター・ソルジャー
  • ファルコン
  • ヴィジョン
  • スカーレット・ウィッチ
  • ハルク
  • ブラックパンサー
  • ウォーマシン

意外なサノスの一面

インフィニティ・ストーンを全て集め、全宇宙の半分の生命を滅ぼそうとしているサノス。

なぜ半分かと言うと…「宇宙の資源は有限。増えすぎた人口は食糧難を起こす。人口を半分にすれば皆飢えることは無い」という思想から。

 

勝手に「サノス=絶対悪」と思い込んでいた私には衝撃的だった。

「悪には悪の正義がある」とは正にこの事。

 

サノスは娘のガノーラに優しい一面もある。

ガノーラの話にはしっかりと耳を傾け、理解する。

インフィニティ・ストーンの一つ「ソウルストーン」を入手するには最愛の人を生贄にしなくてはならないと分かると、

涙を流し、ガノーラを生贄に捧げた。

「最強の上を行く最凶の敵」も完全無欠のヴィランではなかった。

最凶の戦闘力を持ちつつ、感情豊かなサノス。

まさか敵のサノスにも感情移入してしまうなんて…。

 

圧倒的な戦力の差

アベンジャーズは、苦戦しつつもサノスの部下を退ける。

しかしそこに現れるサノス。

 

視点2のアイアンマンたちは、マンティスの精神攻撃(?)の最中にサノスのガントレットをあと少しで外せる所まで行くが、

ガノーラの死を知ったスターロードがサノスに攻撃を加え、ガントレット奪還に失敗。

その後はサノスの圧倒的な力で全員が行動不能。

殺されそうになったアイアンマンの命と引き換えに、ドクター・ストレンジが「タイムストーン」サノスに渡す。

 

この時点で、サノスの持っているインフィニティストーンは5つ。

残りはヴィジョンの額に付いている「マインドストーン」のみ。

 

視点3ではサノスの部下とその手下(モブ)の大群がワカンダに攻めてくる。

キャプテン・アメリカ、ブラックパンサーらが迎え撃つ。

ハルクは相変わらず変身できないので、まさかのハルクバスターに搭乗して戦う。

そこに合流する、新しい武器を持ったソー、ロケット、グルート。

 

ヴィジョンの額からマインドストーンを外そうとする手術は、あと一歩の所で敵に襲われタイムアウト。

それでもマインドストーンを奪われずに、なんとかサノス部下たちを倒す。

しかしそこに現れたのが5つのストーンを揃えているサノス。

 

予告では石が2つだったが、本編ではこの時点では5つ揃っている。

視点2はヒーローの数が圧倒的に多いが、サノスの力には手も足も出ない。

奪われそうになるマインドストーンを壊すようにスカーレット・ウィッチに言うヴィジョン。

スカーレット・ウィッチは、愛するビジョンの命と引き換えにマインドストーンを壊す。

そんなスカーレット・ウィッチの決死の想いも虚しく終わる。

タイムストーンの能力でヴィジョンを復活させ、その額からマインドストーンを引きちぎる。

 

ついにサノスの手にインフィニティ・ストーンが全て揃ってしまう。

絶望を感じた、その時。

ソーの斧がサノスの胸に突き刺さる。

 

流石のサノスもかなりの重症を負い、ワープゲートを作り去ってゆく。

そして去りゆきざまに「パチン」という音。

 

サノスが去り、全員が一息付く。

ウィンター・ソルジャーがキャプテン・アメリカに声をかけたその時。

ウィンター・ソルジャーが灰の様に崩れ落ちる。

サノスが去り行きざまに、指を鳴らしていたのだ。

「インフィニティ・ストーンを揃えれば、指を鳴らしただけで生命の半分を消せる。」

 

次々に消えるヒーローたち。

ブラックパンサー、ドクター・ストレンジ、スパイダーマンなど主役級キャラですら容赦なく消える。

消えずに残ったヒーローは

  • アイアンマン
  • キャプテン・アメリカ
  • ブラック・ウィドウ
  • ハルク
  • ソー
  • ウォーマシン
  • ロケット
  • オコイエ

アベンジャーズ初期メンバーは辛うじて全員残ったが、半数以上のヒーローが消えていった。

アイアンマンの腕の中で消えるスパイダーマン、ロケットの目の前で崩れるグルートには涙した。

 

そしてラストシーンは美しい夕日に向かって優しく微笑むサノス。

ヴィランとは思えない優しい笑顔で締めくくられた。

エンドロール後

シーンはニック・ヒューリーへ。

ヒューリーの乗った車の前に、車が衝突してくる。

その運転席を見ると誰もいない。

すると、町中で事故が多発。

どんどん人が消えて行く。

 

異常事態を察したヒューリー助けを呼ぶために端末を操作するが、自身も消えてしまう。

そして消えた後には、操作していた端末に「送信完了」と星のマークが表示されていた。

 

ちなみに、この星のマークは2019年に公開の「キャプテン・マーベル」のマークだ。

マーベル作品の今後の予定として、今回不在だった「アントマン/ワプス」。

その次に「キャプテン・マーベル」。

そしてその後が「アベンジャーズ(4作目)」となっている。

 

多くのヒーローたちが消えた世界はどうなってしまうのか。

今後が楽しみで仕方ない。

感想・まとめ

150分という長尺なのに、全然飽きさせない作品だった。

登場からいきなりロキを殺し、ガノーラが殺され、結果ヒーローの半分以上が消えてしまう結果に。

かと言って、重い話だけでなく、笑えるシーンも多く楽しませてくれる。

 

キャップとソーの久しぶりの対面で「髪切った?」「そのヒゲ、俺の真似だろ?」には吹き出してしまった。

違う作品のヒーロー同士が会話をするだけで嬉しくなってしまう。

 

しかし今回はヒーロー達よりも、サノスの話という印象だった。

圧倒的な力をもっているサノスだが、彼なりの愛情を持っている。

世界の半分の生命を消したのも、彼なりに世界を良くしようと思っているからだ。

まさかのヴィランに丸々映画一作品使うとは…。

 

サノスはMARVELにとって、それだけ大きな存在なんだろう。

 

次の作品でどの様に決着をつけるのか。

次回作が楽しみで仕方ない。