[大絶賛]映画「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE -2人の英雄-」の感想/ネタバレあり

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映画「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE -2人の英雄-」が2018年8月3日、ついに公開となった。

2017年12月に発表され、8ヶ月待ちに待っていた。

公開初日の今日、私は仕事が終わってからダッシュで映画館に向かった。

夏休みということもあり、映画館は激混み。

人が沢山いれば、マナーがなってない人がいたりするので少し心配していたが杞憂だった。

初日に来たのはみんなヒロアカのファンだ。

ぺちゃくちゃ喋ったり、ケータイをイジったりする人はいなかった。(少なくとも私の目の届く範囲では)

なのでしっかり映画に集中ができた。

というか、集中しすぎて飲み物の事も忘れて、映画が終わった頃には氷が溶けて薄くなったコーラがそこにあった。

それほどに面白かった。

ここ最近のアニメ映画でトップだと言ってもいい。

マンガ、アニメのヒロアカが好きな人は、ぜひ観に行って欲しい。

そんな訳で、具体的な感想を書こうと思う。

ここからはネタバレありの感想なので、これから映画を観る人でネタバレ嫌いな人は注意!

映画「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE -2人の英雄-」について

「僕のヒーローアカデミア」とは

「僕のヒーローアカデミア」は少年ジャンプで堀越耕平が連載している人気漫画。

TVアニメ化もしていて、現在3期が放送中。

舞台は「世界の人間の8割が何らかの超能力を持っている」世界。

その超能力は「個性」と呼ばれており、「個性」使って犯罪に手を染める人たちを”ヴィラン(敵)”、「個性」を使って人々を守るのが”ヒーロー“と呼ばれている。

そんな世界の中で、主人公 緑谷出久(通称 デク)はヒーローに憧れるが「個性」を持っていなかった。

ヒーローになるのを諦めかけていたが、No.1ヒーローのオールマイトから認められ、「個性」ワン・フォー・オールを継承することになった。

そんなデクがヒーローの名門校に入学し、最高のヒーローになることを目指す物語

あらすじ

「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE -2人の英雄-」のストーリーは、本編の期末試験後の話。

爆豪がヴィランに誘拐される林間合宿の少し前になる。

時間の流れは以下の通り。

USJ襲撃事件 → 雄英高校体育祭 → 職場体験 → 期末試験 → 今回の映画 → 林間合宿 → オール・フォー・ワン → 仮免試験

白熱の期末試験が終わり、夏休みの林間合宿を控えた雄英高校のメンバー。

デクとオールマイトは、ある人物からの招待を受け

海外に浮かぶ巨大人口移動都市《I・アイランド》を訪れていた。

世界中の科学研究社たちの英知が集まったまさにサイエンスハリウッドのような島で

個性やヒーローアイテムの研究成果を展示した《I・エキスポ》が開催される中

デクは”無個性”の少女・メリッサと出会う。

メリッサに、かつて同じ”無個性”だった自分を重ねあわせるデク。

その時、突如

鉄壁のセキュリティを誇るアイランド警備システムが敵(ヴィラン)にハッキングされ

島内全ての人間が人質に獲られてしまう!

いま、ヒーロー社会の構造を揺るがしかねない【ある計画】が発動する――!

その鍵を握るは、平和の象徴・オールマイト。

heroaca-movie.com/より

制作スタッフについて

基本的にはTVアニメのスタッフと同じ。

原作・総監修・キャラクター原案は作者の堀越耕平。

アニメーションはボンズ。

TVアニメを観ても分かる通り、戦闘シーンのクオリティがかなり高い。

カメラアングルも相当考えられており、何が起こっているか分かりやすく、かつカッコいい。

文句なしだ。

映画「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE -2人の英雄-」の感想

まず、言いたいことは「めちゃくちゃ面白い映画だから、みんな観たほうがいいよ!」

アニメ映画をいろいろ観てきたが、ここまで満足できたものはなかなか無い。
笑え、燃え、泣け、感動する。

予告編を観て「結構期待できそうだな」と思っていたが、いい意味で相当裏切られた。
想像を遥かに超えてきた映画だった。

キャラが引き立つ、納得できるストーリー

TVアニメの映画は、大概本編のサイドストーリー的な位置になっている。

原作者が関わらないことも多く、ストーリーの矛盾点や、キャラクターがブレブレだったりすることはよく聞くが、

「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE -2人の英雄-」は原作者の堀越耕平が映画の原作を書いているので、ストーリーに全く無理が無くキャラクターも生き生きとしている。

デクが大活躍

デクは本編ではワン・フォー・オールの「個性」が使いこなせておらず、活躍の出番があまり多くない。

活躍をしたと思えば大怪我という事が大半だ。

しかし、今回はサポートアイテム「フルガントレット」のおかげで、限界以上のワン・フォー・オールの能力を使っても大怪我することなく戦い続ける事が出来た。

やはり主人公が長時間活躍するのは観ていて気持ちがいい。

活躍キャラが多い!

映画でメインとなって活躍するのは

緑谷出久、爆豪勝己、轟焦凍、切島鋭児郎、麗日お茶子、飯田天哉、八百万百、峰田実、上鳴電気、耳郎響香、そしてオールマイト。

流石にクラスメイト全員に見せ場はなかったが、これだけのキャラの見どころをしっかり入れ込んだのは凄い。

爆豪、轟の戦闘力はもちろん、飯田の委員長っぷり、切島の面倒見、お茶子の芯の強さ、八百万のアイテム生成などなど。

本編であまり活躍のない耳郎峯田がかなり活躍していたのも嬉しい。

特に耳郎は隠密行動に向いた能力だけに、本編でそのようなシーンがなく活躍できていなかったので、今回ついに本領を発揮してくれた。

上鳴の扱いが少々残念な感じ。

みんな良い所見せたのに、彼だけはウェーイ状態になるも敵ノーダメという…。

彼には仮免試験でいい活躍があるので、そちらで我慢してもらおう。

アメリカで活躍する若きオールマイト

映画の見所として、本編ではあまり語られていないオールマイトの若い頃の話が語られている。

オールマイトの親友で世界的な科学者「デヴィット」とタッグを組み、アメリカの街中でヴィランと戦う姿は、アメコミそのものだ。

この時にテキサススマッシュデトロイトスマッシュなど、必殺技にアメリカの州の名前を付けたようだ。

また、オールマイトは昔からあの濃い顔だった訳ではなかったようで、青年バージョンは相当なイケメンだ。

この頃すでに「何があろうと、困っている人は見逃せない」という信念を元に行動している。

魅力あるゲストキャラ

「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE -2人の英雄-」の主なゲストキャラは

オールマイトの親友「デヴィット・シールド」

デヴィットの娘「メリッサ・シールド」

ヴィランのボス「ウォルフラム」

デヴィット・シールド

デヴィットの研究が一段落したお祝いに、メリッサがデヴィットに内緒でオールマイトに招待状を送り<I・アイランド>に招待。

久々の2人の再会シーンで少し暗い表情を見せるデヴィットに「何かあるな」と想像させられる。

そして後半今回の事件の発端はデヴィットだった事が分かる。

事件を起こした理由が「凍結された自分の研究を取り戻すため」

その理由が明かされた時に「うわぁ、まじかよ。最低だな」と思ったが、さらにその先の理由が分かると…泣ける…。

ここはぜひ映画館で確認して欲しい。

メリッサ・シールド

デヴィットの娘、メリッサは金髪メガネっ子。

個人的にはヒロアカのキャラの中で一番好きかもしれん。

オールマイトの事を「マイトおじさん」と呼ぶのも超キュート。

またこれがいい子で、ヒーローになりたいが「個性」が無いので、ヒーローのサポートをするアイテムを開発することで間接的に人々の役に立ちたいと思っている。

そのために研究者になり猛勉強をしている。

父親この事を尊敬しており、かなりお父さんっ子っぽい。

後半、尊敬する父親が事件の発端だった事を知り、父親に詰め寄るシーンが鬼気迫ってて最高だった。

ウォルフラム

ヴィランのボス ウォルフラムは手で触れた“金属を自由に操る「個性」”。

イメージ的には雄英高校教師のセメントスの「個性」に近い。

「え?なにそれ強すぎじゃない?」と思ったが、街中だったら強いが、森とか海とかだとあまり活躍できないタイプか?

ただ、今回の舞台は金属ばかり使っている場所での戦闘だったので、かなり強い。

地面に手を触れただけで、金属の柱をいくつも出して攻撃、金属の壁を作って防御も出来る。

もうこれ、あれだよね。
錬金術。

鋼の錬金術師でエドがよく手合わせ錬金でしてるあれ。

ちなみに、鋼の錬金術師のTVアニメも同じボンズが作っているので、作画がそっくり。

途中、エドと戦ってるのかな?と思ったくらい。

実はウォルフラムはもう一つ“筋力強化の「個性」”も持っている。

これはオール・フォー・ワンが彼に与えたもので、実はこの事件にもオール・フォー・ワンが関わっていた。

オール・フォー・ワンが関わった理由として「オールマイトの親友が犯罪に手を染めるなら、喜んで手を貸す。」と言う理由。

しかし、ウォルフラムはあまりキャラクターの掘り下げがされなかった上に、登場シーンも少なめだった。

そこにオール・フォー・ワンの存在が出てきたから、存在感の無いこと。

ラスボスとしての強さはあったけど、存在が薄めだったな。

2人の英雄

「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE -2人の英雄-」の「2人の英雄」の意味。

ストレートに考えればもちろん「デク」と「オールマイト」だ。

本編では「デク」と共闘せずに、オールマイトの能力は失われてしまった。

しかし、この映画で2人の共闘が観られるのだ。

ワン・フォー・オールでの共闘は、この後オールマイトが能力を失う事が分かっているので、「これが最初で最後だ」と思うとグッと来る。

また、他の側面から見てみると「平和の象徴 オールマイト」とバディの「科学者 デヴィット」の2人英雄から、「平和の象徴になるかもしれない デク」と「科学者になるかもしれない メリッサ」への世代交代という意味合いもあるように思う。

そういう意味があれば、メリッサはいつか本編でも登場するかもしれない。

いや、本当に登場して欲しい(願い

残念ポイント

「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE -2人の英雄-」は本当にいい映画だ。

最高傑作と謳われているのも納得だ。

とは言え、少し気になった点や残念な点もいくつかあった。

登場させたクラスメイトに出番なし

I・アイランドに相当数のクラスメイトが来てたけど、事件が起きても部屋の中にこもりっきりで特に何もせずに終了。

せっかく別の島という設定なのだから、無理に登場させなくてもよかたんじゃぁ…。

各国のヒーローが登場するも活躍なし

過去のアメリカ編ではエレクプラント、カウレディなどのヒーローが登場。

現代のパーティーではギリシャ、スペイン、中国などのヒーローが登場。

原作では海外のヒーローは登場してきていないので、海外ヒーロー初登場だ。

にもかかわらず、ほとんど活躍せずに終わってしまった。
海外のプロヒーローが活躍するシーンも観たかった!

ラスボス空気

前にも少し触れたが、ラスボスが全然掘り下げられていないので、かなり空気だった。

ラスボスの名前なんだっけ?ってレベル。

ヒーロー社会転覆を企てているようだが、その理由もよく分からず。

戦っている理由って重要だと思うんだよね。
「悪には悪の理由がある」ってのが欲しかった。

でかいラスボス

これは好みになってしまうんだけど、ラスボスは人 vs 人にして欲しかった。

ラスボス ウォルフラムは錬金術「個性」で金属を集め、巨大ロボに乗り込んでたような形になり、そこにオールマイトとデクで攻める

それはそれで、移動のスピード感があってカッコいい。

しかし、個人的好みだと、オールマイト vs オール・フォー・ワンのようなガチの殴り合いをして欲しかった。

パンチラッシュとか、拳と拳がぶつかりあうシーンとかかなり燃える。

せっかく筋力強化の能力持ってるんだから、殴り合いをしてくれても良かったなと思う次第。

主題歌がイマイチ

EDで流れる主題歌を歌ってるのは、今をときめく菅田将暉。

個人的にはこの曲がイマイチ。

この人は役者としてはとても好きなのだが、声に特徴があるので歌はあまり好きじゃない。

最高の気分で本編が終わり、EDにこの曲が流れてきて少しモヤっと感じてしまった。

映画「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE -2人の英雄-」の評価

結論、「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE -2人の英雄-」は最高傑作。

直前で気になった点をいくつか書いたが、「あえて言えば」ってレベル。
ストーリー、キャラ、戦闘、どれを取っても素晴らしかった。

笑えるし、燃えるし、泣ける、そして感動する。

これからも夏休み映画がどんどん登場してくるが、この作品は超絶オススメだ。

ちなみに、ヒロアカを観た事無いって人でも一応大丈夫だけど、漫画かアニメを観てからの方が圧倒的に楽しめるはず。

最後に:絶対ゲットするべき、入場者特典

入場者特典として配られているのは「僕のヒーローアカデミア Vol.Origin」だ。

映画キャラの設定ラフ画の紹介されている。

そして注目なのが堀越耕平による全9ページの描き下ろしマンガ。

公式サイトで1ページだけ解禁されたが、ファンはこれだけでも非常に欲しくなるだろう。

オールマイトの師匠若い頃のオールマイト、そしてオールマイトがアメリカへ渡った理由が描かれている。

ちなみに入場者特典は100万名の先着順なので、なるべく早めに映画館に足を運んで手に入れよう。