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『約束のネバーランド』を「読んでみようかな」「気になってるんだよな」と思っている人へ。
この記事は【ネタバレなし】で、『約束のネバーランド』をまだ読んでいない人に向けの記事となっている。
『約束のネバーランド』を読む前にネタバレを読んででしまうと、面白みがかなり半減してしまう。
ネタバレは一度読んだ後に確認することをオススメする。
読み始めたら止まらなくなった『約束のネバーランド』。
私は読み始めたその日のうちに、当時最新だった6巻まで読み終わった。
読み始めたきっかけは『約束のネバーランド』が「このマンガがすごい!2018」オトコ編1位を取った事と、
ピーターパンが好きなので、タイトルの『ネバーランド』というワードに惹かれた事。
この記事の目次
【ネタバレなし】『約束のネバーランド』の魅力
『約束のネバーランド』とは
少年ジャンプで2016年から連載されいているサスペンスホラー漫画。
原作者は白井カイウ、作画は出水ぽすかがタッグを組んで描いている。
すでにコミックス発行部数500万部を突破しており、ジャンプのトップを争う作品だ。
また、アニメ化も決まっていて、2019年1月から“ノイタミナ”枠で放送開始となっている。
アニメのPVも公開されているが、微妙にネタバレ入っているので、ここには貼らないでおく。
漫画を読み終わってからチェックしてみよう。
先の読めない心理戦
特殊な世界観の中で繰り広げられる心理戦が非常に面白い。
圧倒的に格上の相手に対して言葉巧みに追い詰め、追い詰めたと思ったら逆に追い詰められる、先の分からない展開。
そして心理戦も完全な知能戦ではなく、銃やナイフをつかったり罠を仕掛けたり、実際のバトルも行われる。
作中の敵は圧倒的で、基本的には敵うはずのない相手。
それをいかに少ない戦力で騙し、打ち倒すのか。
「ココからはどうやっても巻き返せない」という「絶望」をひっくり返してくれる気持ち良さ。
もちろん勝つこともあれば、負けることもある。
そんな先のわからない展開が非常に面白い。
それが故に、【ネタバレ】を読んでしまうと、先のわからないドキドキ感、ヒヤヒヤ感が薄れてしまうので、非常にもったいない。
『約束のネバーランド』をこれから読む人は、【ネタバレ】を見ずに読むことをオススメする。
心地よい展開の速さ
心理戦を主とした漫画にありがちなのが、説明のためにテキストがギッチギチに書かれている事。
私はそのようなページがあると、面倒になり読み飛ばしてしまうことが多い。
しかし『約束のネバーランド』は心理戦を主とするも、テキストがそこまで多くない。
起こった事を、分かりやすく簡潔に説明してくれている。
ストーリーもサクサク進むので、数巻読んだだけでも充実感がある。
また、伏線も変に貼ったり引き伸ばしたりせずに、テンポよく回収され読んでいて気持ちがいい。
「すでに小説として書かれているんじゃないか」と思わせる完成度。
原作者のセンスの良さが伝わってくる。
主人公たちの魅力
とある孤児院で育てられた主人公のエマと、その友人ノーマンとレイ。
この3人が中心となって話が進む。
絵の雰囲気もあるが、3人それぞれ愛嬌があり、かわいい。
主人公たちはみんな仲間想いで、信頼と愛情がヒシヒシと伝わってきて、非常に愛くるしい。
全体的に暗いストーリーだが、主人公たちの純粋さと清々しさが暗い雰囲気をいい具合に中和してくれる。
『約束のネバーランド』の心理戦は、仲間と力を合わせて、考え抜き、準備して、勝利する。
まさにジャンプの王道「努力」「友情」「勝利」をしっかり網羅している。
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作画の繊細さ
作画担当の出水ぽすかさんの絵が相当に美しい。
そしてバッチリ世界観とマッチしている。
キャラクター然り背景然り。
この雰囲気を出せる漫画家さんは、ジャンプでも数少ないんじゃないかな。
そんな出水ぽすかさん本人がTwitterにイラストを載せており、一見の価値あり。
初画集が出ました、よろしくお願いします。■出水ぽすかアートブック ポ~ン (COMIC ART) https://t.co/50dKlFX6lM pic.twitter.com/UEz0G1scU0
— 出水ぽすか(ポ~ン) (@DemizuPosuka) 2016年11月30日
人によっては「面白くない」と言う人も。
連載している雑誌「少年ジャンプ」は、大人気漫画「ワンピース」「ドラゴンボール」「Naruto」など、強い主人公が強敵を倒す漫画が多い。
その中で『約束のネバーランド』は敵の戦力が圧倒的で、基本的に主人公側が劣勢に立たされている事が多い。
少年誌のワクワクドキドキではなく、ヒヤヒヤドキドキするタイプの漫画だ。
最近流行りの「俺TSUEEEEE」系の漫画が好きな人には、あまり受け入れられないかもしれない。
また、全体的に暗い話になっているので、明るい話が好きな人は苦手に思うかもしれない。
まとめ
『約束のネバーランド』の面白さ、魅力を紹介した。
「デスノート」のような心理戦、「進撃の巨人」のような雰囲気・絶望感・絶望の打開が好きな人はきっと気に入る作品になるはず。
気になっている人は、アニメが始まる前にチェックしておこう。
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