アニメ「からくりサーカス」第34話 感想・考察/マサルと鳴海がついに再開。そして共闘!

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TVアニメ「からくりサーカス」の34話 「背中を守る者」が放送となった。

私はテレビで見られる環境にないので、Amazonプライムでの視聴。

「からくりサーカス」第34話の感想を書く。
ネタバレありなので、原作を読んでない人は注意。

からくりサーカスの進行状況は下記記事でまとめている。

TVアニメ「からくりサーカス」はどこまで進んだ?原作と比較(最終話反映)

TVアニメ「からくりサーカス」第34話 「背中を守る者」

あらすじ

パンタローネを倒したハーレクインは、鳴海たちの列車に迫る。早速戦おうとする鳴海をかばうため、エレオノールはあるるかんを手に、独りハーレクインに挑む。一方、勝もグラツィアーノと激しい空中戦を繰り広げる。

ストーリー

パンタローネを倒したハーレクインが列車に追いつく。

戦おうとする鳴海だが、しろがねが「あなたは私が守る、さがれ」と前へ出る。

すると、ハーレクインは”しろがねの所有者”が鳴海だという事に気がつく。

ハーレクインは鳴海に攻撃を仕掛けるが、しろがねが「間違うな、オマエの敵は私だ」と、鳴海を体でかばう。

しろがねは吹き飛ばされるが、そこでノリが密かに置いておいたあるるかんのスーツケースを見つける。

「あるるかん!」

あるるかん久しぶりの登場。

「あるるかんさんじゃねぇすか。久しぶりー」

しろがねとハーレクインの戦いが始まるが、ハーレクインには攻撃が当たらず、ボロボロになるしろがね。

鳴海が戦おうとするが、しろがねはそれを静止する。

「待て。人の戦いを取るのはやめろ、カトウ。言ったはずだ。あなたは私が守ると」

「カトウ、ありがとう、出会ってくれて。ありがとう、声をかけてくれて。」

あるるかんの羽でハーレクインを縛りつける。

「ありがとう、思い出をくれて」

しろがねはあるるかんを、ハーレクインと一緒に列車の外に飛ばす。

「あなたが私をまた憎んでも構わない。だから、またいつか私と出会ってくださいね」

そう言うと、しろがねはあるるかんの操り糸に引っ張られて列車から落ちていった。

 

鳴海は落ちたしろがねを気にかけるが、新たな敵に気がつく。

スペースシャトルを壊そうと、ブリゲッラが列車に追いついていた。

ブリゲッラはシャトルを壊そうとするが、鳴海がそれを阻止。

「やるな、人間。オマエがカトウナルミか?」

「ならどうした」

「私はブリゲッラ・カヴィッキオ・ダ・ヴァル・ブレンバーナと言う。今までの相手は皆弱かった。オマエに期待する」

鳴海とブリゲッラの戦いの火蓋が切って落とされる。

 

一方、マサルはカピタンと戦っていた。

カピタンの激しい攻撃に防戦一方となるマサル。

カピタンは偽りの経歴を延々と語りながらも、攻撃の手を休めない。

 

 

鳴海もブリゲッラに苦戦を強いられる。

「こいつ、今まで戦ったどのオートマータよりも強えぇ」

「さぁ、一打必倒の”発勁”とやらを見せるのだ。さもなくば私の”抜手”は鋭いぞ」

「遅い!未熟!馬形拳はな、こう打つのだ!」

カピタンからの攻撃を一方的に受ける鳴海。

鳴海から反撃が来なくなると、ブリゲッラは「がっかりだ。弱いオマエに用はない」と鳴海にトドメを刺そうとする。

「私を失望させたバツとして、拳法家として最も不名誉な死を与えてやろう。すなわちミサイルでの死だ」

意識が朦朧とする鳴海は「ミサイル」という言葉に反応。

師匠の元で修行している時に言われた言葉を思い出す。

「的に向かって伸ばした腕はミサイルの発射台。そして体の各部分を連動させ”気”と強調させて、力を打ち込む!」

鳴海は皮一枚でミサイルを避けると、ブリゲッラへ腕を伸ばし踏み込む。

 

「劈(へき)

 

「ありがとうよ、テメェのミサイルのおかげで大切なことを思い出せたぜ」

 

「讃(さん)←正しくは足へん

 

「そんな、私のミサイルがオマエの逆転のヒントを与えてしまっただと…。何故私はミサイルを打ってしまったのか…。今まで武器を嫌ってきた私が…」

「わかったぞ、あの一発だ。」

ブリゲッラはアルレッキーノをミサイルで吹き飛ばした事を思い出す。

「あの時私の中に暗い快感が生まれたのだ。そして一発で敵を吹き飛ばす快感を求めた」

「何ということだ。あの一発!あの一発のミサイルさえ打たなかったら!」

 

「崩(ほう)

最期の攻撃を受けたブリゲッラは列車の外へと落ちていった。

 

 

マサルはカピタンの攻撃を受けてしまう。

「泣くが良い。泣いて我が足にすがりつけば、命を助けてやってもよいぞ。はははは」

「泣けだって?僕はもういっぱい泣いたよ。いろんな時にいろんな事で。でももう泣かない。泣いてたら誰も助けられないから」

「だから、今は泣くべきじゃない。笑うべきなんだ!」

「では笑いながら死ねぃ」

マサルはジャコでひたすら上昇をする。

カピタンは「逃げるか、卑怯者」とそれを追う。

マサルは日本刀を取り出すと、ジャコから飛び降りる。

「馬鹿め、己で飛ぶこともできぬ奴が。そうか死ぬつもりかぁ。では死ぬ前に自分がフランスの100年戦争でいかに勇敢に戦ったかを…」

「うるさいよ、カピなんとか!過去がなんだ!僕は過去を憎む。悲しい昔を憎む。今に生きている人をがんじがらめにして、幸せになる気まで奪っちゃうのは過去の糸だ。今を生きるためには過去の糸にあやつられちゃだめなんだ!」

「小僧、どこからそんな力を…。そうか、オマエは祖父の武芸をダウンロードしたのだったな。何が『過去を憎む』だ!オマエは人間の過去、伝統の力で戦っているではないか!」

「伝統はただの過去じゃない。人間の伝統はきっと心の姿勢だ!悲しい過去をもっとマシにするためにがんばる心なんだ!」

「死んでからほざくがいい!『血と雷(サングレ・イ・フェーゴ)』」

「見浦流 断刀の拍子『松風』!」

「わが剣『スパヴェンタ』が!」

「よぉし、マサル。次はこの技でいこうか」

「おのれよくも!自分はアラゴン王の系譜に連なる高貴なるカピタンとして〜〜」

「見浦流 万風不帰剱『転(ころび)』!」

「カピタン、オマエの伝統なんて一秒で忘れてやる」

 

鳴海は無事にロケット発射場までスペースシャトルを運び終えた。

しかし、オートマータの大群がシャトルを壊しに押し寄せてくる。

防ぐ手立てがなく、絶望的かと思われたその時。

鳴海がオートマータの大群の前に立ち塞がる。

 

「シャトルには指一本触れさせねぇ!このシャトルはな、沢山の仲間が命がけで運んできたんだ!」

しかし四方八方からの攻撃に、鳴海はどんどん攻撃を受けてしまう。

それでも「負けるかぁ」と戦いを続けていると、後ろからの攻撃が来なくなる。

(オレの後ろを守っているやつが居る!誰だ、誰がオレを守っている…)

 

鳴海の背中を守っていたのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マサルだった

 

 

(やっと会えた!鳴海兄ちゃん鳴海兄ちゃん鳴海兄ちゃん鳴海兄ちゃん鳴海兄ちゃん鳴海兄ちゃん鳴海兄ちゃん。今度は僕の番だからね!)

(チラチラと人形が見える。人形遣いか。分からねぇ。だが、後ろのやつ、頼もしいぜ!)

二人は戦闘に集中をし、会話ができないまま戦い続けた。

戦いは夕暮れに終わった。

「これで最後だ。よぉ、助かっ…」

バシャ!!

オートマータが持っていたフラッシュが焚かれる。

「うあ…目が…何をする!」

鳴海にフラッシュを焚いたのはマサルだった。

 

 

 

感想

アニメ「からくりサーカス」第34話の感想

 

ハーレクイン戦、ブリゲッラ戦、カピタン戦、鳴海・マサルの共闘と、クライマックスに相応しいシーンの連続。

これだけのアクションシーンが盛り込まれた34話、素晴らしかった。

 

先に気になったことろを書いておくと、

ハーレクインの「あるるかんさんじゃねぇすか。久しぶりー」には、「いや、オマエさん、あるるかんとは初対面すよね、アニメでは」というツッコミが入れたくなった。

しろがねが鳴海を守ると言ったが、人形無しでどうやってハーレクインと戦おうとしたのか。というか、フウはしろがねに傀儡人形をもたせてあげなかったのか…。

と、気になったのはそんなところ。

 

第34話は戦闘シーンがまぁカッコいいこと。

ブリゲッラ戦での決め技「崩」

 

カピタン戦での決め技「転」

 

そしてついに再開した鳴海とマサル。

このマサルの表情、まじカッコイイ!

原作だと、ここまで10年以上の連載期間があるので、この共闘シーンは本当に鳥肌が立った。

文句なしに一番好きなシーンだ。

それがアニメで見ることができて本当に嬉しい。

 

途中、アニメの端折りがひどすぎて見るのをやめようと思ったが、見続けてよかった。

まさにこれよな。

 

 

アニメで「からくりサーカス」が気になった人は、アニメでは描かれていない魅力的なシーンが沢山あるので、ぜひ原作も読んで欲しい。

 




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ウェブデザイナー
男 1983年生まれ
”コンパクトなデバイス”、”マンガ”、”メガネ”をこよなく愛する。
イラストの肩に乗ってるのはめそ…じゃなくてペットのフェレット2匹。