アニメ「からくりサーカス」第29話 感想・考察/責められるしろがね。それでも「私はあなたのしろがねです」

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TVアニメ「からくりサーカス」の28話 「ぶたちゃんはあるいてった」が放送となった。

私はテレビ放送で見られる環境にないので、Amazonプライムでの視聴。

「からくりサーカス」第29話の感想を書く。
ネタバレありなので、原作を読んでない人は注意。

からくりサーカスの進行状況は下記記事でまとめている。

TVアニメ「からくりサーカス」はどこまで進んだ?原作と比較(最終話反映)

2018年10月30日

TVアニメ「からくりサーカス」第29話 「しろがねのやったこと」

あらすじ

エレオノールは、フウの居城で鳴海たちと再会する。しかし、鳴海はエレオノールをフェイスレスの手下だと疑い、邪険に扱う。また、城に避難している人々からも同様に、冷たい視線を向けられてしまう。エレオノールは身の潔白を証明すべく、自分の記憶を皆に明かすことを決意する。

ストーリー

モン・サン・ミッシェルで鳴海の腕の中で気を失ったしろがね。

気がつくとそこは豪華なベッドの中だった。

すると鳴海が部屋に入ってくる。

鳴海との再開に喜ぶしろがねだが、鳴海の表情は険しい。

「体は治ったようだな、来い。フゥが呼んでいる」

部屋の外ではパンタローネとアルレッキーノがしろがねを待っていた。

鳴海はしろがねを連れ出し「お前がフランシーヌ人形の生まれ変わりかどうかを本格的に調べる」と言う。

屋敷の中にはゾナハ病から逃れた人たち。

その全員がしろがねを怯えた目で見るか、険しい目で睨みつけている。

ゾナハ病の鍵を握っていること、オートマータを引き連れていることで、あらぬ疑いをかけられているしろがね。

「お前がフェイスレスと無関係なら、フゥが証明してくれるだろう。だが、お前がフェイスレス側だったら、全てが終わった後…俺が殺してやる」

「ご安心を、その前にこの者の命はありません。」

パンタローネとアルレッキーノはしろがねをフランシーヌだと思い、守り続けている。(皮肉にも、それがしろがねに疑惑が向けられる原因でもある)

張り詰めた空気の中、「しろがねー」という明るい声が聞こえる。

そこには仲町サーカスのメンバーがいた。

仲町サーカスのメンバーはフゥが黒賀村から救出していた。

リーゼはマサルを心配するが、しろがねは「お坊ちゃまを信じて帰ってくるのを待ちましょう」と優しくなだめる。

 

しろがねはフゥの部屋に連れてこられると、記憶を読み取る装置に繋がれる。

ギイは「フェイスレスが言うには、ゾナハ病を停止させる方法は君に関わっているそうだ。心当たりがないなら、他に方法が無い」と言う。

6時間をかけて記憶の読み取りが終了。

「しばらく休んだほうが良い」としろがねを心配するギイ。

しろがねは「はい、でも、何かお役に立てる事があると良いのですが…」と言うと、何かをひらめく。

 

するとしろがねはエプロンを着け、屋敷内を走り回っていた。

配膳に回るが、疑惑を向けられているしろがねは、子供から怖がられ、大人からはキツい罵声を浴びせられる。

そしてミンシアからは「私はパンタローネに父を殺された」「フェイスレスはあなた一人を狙って大事件を起こした」「全部あんたのせいでしょ」と花瓶をぶつけられる。

 

そんな中、クローン技術で若返ったフェイスレスから屋敷に連絡が入る。

フェイスレスは「エレオノールは結局手に入らず、失恋したので全部どうでも良くなった。こんな悲しい想いをさせる世界なんてなくなってしまえばいいさ」と言う。

 

怪我をして動けない阿紫花の面倒を、なぜかヴィルマが診ていた。

「こうしているとなんか落ち着くんだよねぇ」

「ふぅ、殺し屋同士ってことで?」

 

屋敷内で落ち込むしろがね。

そこにリーゼ話しかける。

しろがねは「苦しんでいる人たちの助けになろうと思ったけど、かえって苦痛を与えてしまったみたい」とリーゼに話す。

リーゼは「たぶん皆怖いんです。いま世界中で自分たちしか動けないのに何もできない、この現実がプレッシャーになって怖くて仕方ないんです。あなたへの八つ当たりですね」と慰める。

「リーゼさんはそのような時、どうしていました?」

「私ですか?そうですね…歌です。歌を唄えば嫌なことを忘れて元気が出ました」

するとしろがねの表情が少し和らぎ、「私は芸人であることを忘れていました」とリーゼと笑いあう。

 

フゥが「先日、フェイスレスが我々に最期の通告をしてきていた」と話し、スクリーンに映し出す。

フェイスレスは「ゾナハ病の進行を早めた。地上の全てのゾナハ病の人間は2週間以内に死んじゃうよーん」

そして「エレオノールに伝えてよ、僕のものになればよかったね、ってさ」と話す。

周りから睨まれるしろがね。

そこにヴィルマが「振られた男のヤケに女が一々責任とってちゃ、身がもたないさ」としろがねをかばう。

ギイが続ける。

「敵がいるのは、地上480kmの宇宙ステーション。たとえフェイスレスの殺害に成功しても、すでに司令を受けたゾナハ虫アポリオンは止まらない。全人類を抹殺するまで動き続ける」

そこにフゥが補足する「つまり我々に残された手段は、フェイスレスに合って、アポリオンの止め方を聞くしか無いのだ」

そんなの無理だと思われたが、「たった一つ方法がある」とフウが続ける。

「それをやるためには、仲町サーカスの力がいるのだ」

ゾナハ虫はハリーの半径8m以内には近づけない。

フゥはハリーを設置したシャトルをロケットに接続して、フェイスレスのいる宇宙ステーションに打ち上げるという計画を話す。

運搬するのは、ゾナハ虫の影響を受けづらい、大昔の蒸気機関車にフゥが手を加えたもの。

ロケットに乗っていくのは鳴海が指定される。

そして、鳴海とシャトルの護衛に仲町サーカスが指定される。

普通の人だと、ロケット発射場に行くまでにゾナハ病にかかってしまうが、しろがねと一緒にいた仲町サーカスはゾナハ病にかからないと言う。

しろがねは息や汗で、アクアウイタエ(万能の薬)が体の周りを漂い、近くにいた仲町サーカスのメンバーはそれを自然と吸収していた。

仲町サーカスのメンバーが賛成する中、鳴海とミンシアがしろがねの参加を反対する。

するとフゥは「エレオノールの記憶を見ていただき、判断してくれるかね」と提案される。

 

そこから席を外すしろがね。

しろがねがエレベーターに乗ると、そこに鳴海も乗ってきた。

しろがねは、記憶をなくしている鳴海に「私達は以前にも会っている。本当に私のことを、お坊ちゃまの事を忘れてしまったのですか」と語りかける。

鳴海は険しい表情で「ゾッとするぜ」としろがねを威圧する。

それでもしろがねは続ける。

「私はあの時からずっと想ってきたから。私はあなたのしろがねです」

 

ミンシアにギイが「見せたいものがある」と浄水施設に連れてくる。

そして「静かに覗いてみてくれ」と言う。

ミンシアが覗いてみると、そこにはしろがねが立っていた。

するとしろがねはナイフを自分に突き刺す。

万能の薬であるしろがねの血液を、生活用水に入れるためだ。

(それにしてもこれは流れ過ぎだろう…しろがねの体重以上ありそうだけど(汗))

しろがねは目覚めてから、毎日これを行っていると、ギイは言う。

ミンシアは花瓶をぶつけた時に、しろがねが避けなかったと思っていたが、実は弱っていて避けられなかったんだと気がつく。

そして、みんなが元気になってきたのも、これが原因だとも気がつく。

「キミも知っていたんだろう、ゾナハ病も、父親の事も、エレオノールのせいで無いと言う事を」

屋敷の広間ではギターを弾き、歌っているしろがねの姿があった。

その周りには憎み、恐れていたはずだった人たちが、その美しい歌に聞き入っていた。

考察・重要シーン/削除シーン

エリ王女のエピソードは削除されているので、ここでも登場せず。

原作ではエリ王女が提供した屋敷で、しろがねのことを理解してくれる数少ない人だっただけに、残念。

 

また、一番人間臭い三牛親子も未登場なので、彼らのスパイ行為も無し。

フラッシュジミーも出てきていないしね。

ギイの「観客のいないサーカスは楽しいかい?」も聞くことができなかった…。

 

まとめ

アニメ「からくりサーカス」第29話の感想

仲町サーカスのリョーコ、方安、三牛親子、そしてヘーマ、エリ女王が未登場なので、すごく寂しい印象を受けてしまった。

しろがねがツライ思いをしながらも、仲町サーカスとの久しぶりの再開。

原作では、リョーコやヘーマがドタバタしてたり、ノリやヒロ達が子どもたちの為にアクロバットしてたりと、暗いイメージを緩和してくれていた。

そんな明るいキャラクター&シーンが削られてしまったので、なんだか全体的に寂しい印象になってしまった。

ただ、そんなに削ってもストーリーはしっかりと筋が通っているので、そこは本当にすごいと思う。

 

アニメで「からくりサーカス」が気になった人は、アニメでは描かれていない魅力的なシーンが沢山あるので、ぜひ原作も読んで欲しい。

 

 




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ウェブデザイナー
男 1983年生まれ
”コンパクトなデバイス”、”マンガ”、”メガネ”をこよなく愛する。
イラストの肩に乗ってるのはめそ…じゃなくてペットのフェレット2匹。