アニメ「からくりサーカス」第32話 感想・考察/戦って勝ちなさい。そして必ず戻ってきなさい。

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TVアニメ「からくりサーカス」の32話 「暇乞い」が放送となった。

私はテレビで見られる環境にないので、Amazonプライムでの視聴。

「からくりサーカス」第32話の感想を書く。
ネタバレありなので、原作を読んでない人は注意。

からくりサーカスの進行状況は下記記事でまとめている。

TVアニメ「からくりサーカス」はどこまで進んだ?原作と比較(最終話反映)

2018年10月30日

TVアニメ「からくりサーカス」第32話 「暇乞い」

あらすじ

仲町サーカスと再会した勝は、同じ列車に鳴海がいることを知る。しかし、すぐに会いたいと思う勝の前に、アルレッキーノとパンタローネが立ち塞がる。一方、エレオノールへの憎しみを抱き続けている鳴海だったが、その記憶は徐々に戻り始めている。

ストーリー

マサルは列車に追いつき、仲町サーカスのメンバーと合流。

これまでの事や、ギイやヴィルマを助けられなかった事にマサルは涙を流す。

団長、ノリ、ヒロはそんなマサルに優しく声をかける。

泣き止んだマサルは「あるるかんをしろがねに渡すんだ」と先頭車両に向かおうとするが、団長が道を塞ぐ。

「すまねぇな。ギリギリまでしろがねの所にゃ行かねぇでやってくれや」

「どういうこと?」

団長はマサルとしろがねが仲町サーカスに入ったことで、どん底だった生活に笑顔が戻ったと言う。

そして、「しろがねが90年間得られなかった時間を作ってやりたい」と。

仲町サーカスのメンバーは、列車での出発前にしろがねの過去の記憶を見せられていた。

しろがねの記憶は、自分の血で体を洗うような思い出だった。

子供らしい遊びをせず、おしゃれや化粧にも無縁。

ひたすらオートマータと戦う、サーカス芸人としてのモノクロの記憶。

しかし、90年間道具として戦い続けてきたしろがねが、鳴海に出会ったことで記憶に色が付き始める。

しろがねは色がついた鳴海と過ごした1日の記憶を、何百回、何千回と繰り返し思い出していた。

「そんな記憶を見ちまったら、俺らがしろがねの為に人肌脱ぐっきゃなっしょ」

団長は「しろがねの好きな男(鳴海)は、この後シャトルで宇宙ステーションに打ち上げられる。そして、もう戻ってこられない。だからしろがねの為に、少しでもあの男との時間を作ってやる」とマサルに話す。

しかしマサルは、鳴海が生きていて先頭車両に居ること、そしてシャトルで戻ってこられなくなる事を理解すると、団長を押しのけて先頭車両へと走る。

マサルを守り、強さを教え、そして死んだと思われていた鳴海。

マサルは鳴海がすぐそばに居ると思うと、会いたい気持ちを抑えられず、一直線に先頭車両へと向かう。

しかし、先頭車両直前でパンタローネ、アルレッキーノがドアを塞ぐ。

「鳴海兄ちゃんに会うんだ、どいてよ」

「我らは常にフランシーヌ様の幸いを願い、行動する」

「お前が鳴海に会うのがフランシーヌ様の為になると思うなら、会うが良い」

するとマサルは気がつく。

しろがねは鳴海が大好きで、その二人がやっと会えたこと。

マサルは拳を固く握る。

「僕は自分のことばっかり考えていた。しろがねの幸せは、僕が入っていくことじゃないと思う」

マサルは鳴海には会わず、仲町サーカスメンバーと後ろの客車へと戻っていく。

 

先頭車両では、しろがねが鳴海に話しかけ歩み寄ろうとするが、鳴海は「寄ってくるな!」と強く拒絶。

食事でも鳴海の「保存用のレトルトだが知らんが、不味いな…」という言葉に、しろがねが「調理施設があれば、私が何か作れるのですが」と返答すると、「独り言だ、お前にしゃべったんじゃねぇ」と、やはり拒絶する。

「まぁ、お前のロールキャベツのほうがマシだったけどな」

「え…。鳴海…あなた記憶が戻っているのですか!?」

鳴海がしろがねのロールキャベツを食べたのは、初めて出会った日の事(第2話)。

鳴海は記憶を取り戻していた。

しかし「だったらどうなんだ」と鳴海。

しろがねがフランシーヌ人形と無関係なことは理解したが、世界中ゾナハ病に苦しんでいる人たちの現状は変わらない。

鳴海が記憶を取り戻した所で、宇宙ステーションに上がり帰ってこれない。

「記憶なんざ、悲しいだけだぜ…」

しろがねはそんな鳴海にかける言葉が見つからなかった。

 

ハーレクインとブリゲッラが列車を待ち受けていた。

そして列車の後ろからはレディスパイダーとカピタンはが迫ってくる。

仲町サーカスの団長、ノリ、ヒロはレディスパイダーが母親に似ている事に動揺する。

「化物が母親に似ていることが許せない」と、仲町サーカスはレディスパイダーの相手を買って出る。

オートマータはフランシーヌ人形を楽しませるために作られたため、”目の前で「芸」披露されると、それを学ぼうと注目してしまう”という習性がある。

「仲町サーカスが本当の芸人なら、そこに勝つチャンスがある」と覚悟を決める。

 

パンタローネとアルレッキーノは、ハーレクインとブリゲッラが近づいて来ることを感じ取る。

二人はしろがねに挨拶に訪れる。

「我ら、接近する敵の迎撃のため、しばらくお側を離れることをお許し頂きたく参上いたしました」

オートマータを信じられない鳴海が「俺が行く!」と言うが、アルレッキーノが「自らの使命を忘れたか」と制する。

そして「鳴海、お前は強い。我々がいなくなった後、エレオノール様を託せるのはお前だけだ」と続ける。

しろがねは自分のため、人間のために戦おうとしているパンタローネ達にかける言葉に迷う。

「難しことではありません」「我々はあなた様の為に存在するのですから」「こう仰ってくれればよいのです」

「『戦え』、そして」

「『勝て』と」

「では…戦って勝ちなさい。そして必ず戻ってきなさい!」

 

しろがねから命令を賜ったことに最上の喜びを感じる二人。

「フランシーヌ様より、ご命令を賜ったぁ!」

「あぁ、初めて『戦え』と!」

アルレッキーノはリーゼの笑顔を思い出し「また会えるだろうか、不思議な気持ちにさせたあの笑顔に。あの顔はそよ風に波立つ湖面に映る、星屑のように煌めいていた」と、パンタローネに語る。

パンタローネは「私はフランシーヌ様も入っていたという仲町サーカスに興味がある。私もパントマイムを演じ、歌いたい。私は歌も歌えるんだ」と楽しそうに語る。

 

「その歌、いつか聴かせてくれ!」

「あぁ、いつか天幕の中で!」

二人はそう言うと、楽しそうに列車の窓から飛び降り、戦いに向かう。

 

レディスパイダーは列車の最後尾に追いつき、仲町サーカスとの戦いが開始される。

「一か八か打ち込むぞ!」「「おぉ!」」

マサルはジャコに乗り、カピタンとの決闘に。

「わが破壊の剣、スペッツァ・フェッロのサビになれ!」

 

 

まとめ

アニメ「からくりサーカス」第32話の感想

 

ついに列車に追いついたマサル。

鳴海との念願の再開かっ!と思いきや、「しろがねの為」と身を引くことに。

マサルはフェイスレスの記憶があるとはいえ、小学生。

あんなに「鳴海兄ちゃん、鳴海兄ちゃん」となってたのに、目の前でその気持を必死で抑える…見てるが辛つらかった。

 

それとは逆に、しろがねから命令を受けて喜ぶパンタローネとアルレッキーノ。

これまで感情の殆ど無かった二人だけに、その喜んでいる姿がこうも心にグッとくるとは。

「法安がこのシーンにいなくてどうするんだ」と思っていたけど、いなくても上手いこと表現されていた。

さすが藤田先生やで。

 

アニメ「からくりサーカス」も残すところ4話。

残る話は、仲町サーカスvsレディスパイダー、アルレッキーノvsブリッゲラ、パンタローネvsハーレクイン、鳴海vsブリゲッラ、マサルvsカピタン、鳴海・マサルの共闘、ロケット打ち上げ、しろがね&鳴海vsハーレクイン、宇宙ステーション戦闘、宇宙ステーション共同作業、エンディング

まだまだ見どころは多い。

 

アニメで「からくりサーカス」が気になった人は、アニメでは描かれていない魅力的なシーンが沢山あるので、ぜひ原作も読んで欲しい。

 




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男 1983年生まれ
”コンパクトなデバイス”、”マンガ”、”メガネ”をこよなく愛する。
イラストの肩に乗ってるのはめそ…じゃなくてペットのフェレット2匹。