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TVアニメ「からくりサーカス」の33話 「仲町三人vsレディ・スパイダー」が放送となった。
私はテレビで見られる環境にないので、Amazonプライムでの視聴。
「からくりサーカス」第33話の感想を書く。
ネタバレありなので、原作を読んでない人は注意。
からくりサーカスの進行状況は下記記事でまとめている。
TVアニメ「からくりサーカス」第33話 「仲町三人vsレディ・スパイダー」
あらすじ
レディ・スパイダーと対峙した仲町・ノリ・ヒロ。だが敵の顔は、亡き母親に酷似しており動揺してしまう。仲町たちは敵に隙を作るため、自らの芸を次々と披露してゆくが、その度に攻撃を受け、身体はボロボロになってゆく。
ストーリー
列車の最後尾に追いついたレディ・スパイダー。
仲町サーカスの団長、ノリ、ヒロが立ち塞がるが、3人は戦闘なれしていない上に、レディ・スパイダーが母親に似ていることで躊躇してしまい、たやすくなぎ払われてしまう。
団長は「時間稼ぎをする」と言い、レディ・スパイダーの前に出る。
団長は石を両手に持つと、自らの得意芸を始める。
「ここに取り出したのは、どこからどう見てもただの石。これを食せましたら、ご喝采!」
オートマータは元々フランシーヌ人形を笑わせるために作られたので、無意識に芸人の技を学ぼうとしてしまう。
レディ・スパイダーもその例外ではなく、団長の石喰いの芸に目を奪われる。
そのスキにノリとヒロは爆薬を用意し、作戦を立てる。
しかし、団長の時間稼ぎに限界が来てしまったので、代わりにヒロが時間稼ぎにアクロバット芸を行う。
「ヒロちゃんコト、仲町浩男のアクロバットでござい!」
ノリは前の車両との連結を解除するため、連結レバーに手をかける。
するとそこに前の車両で待機している鳴海が異変を感じて後ろの車両へと向かうが、団長がそれを止める。
「何かあったんすか?」
「実はよぉ、ノリのやつが乗り物酔いでここでゲーゲーやってんのよ。しろがねに見られたくねぇよぉって泣きべそかきやがんだ」
鳴海をうまく言いくるめた団長。
ノリは連結レバーを外そうとするが、時間がかかってしまう。
そんな中、レディ・スパイダーを足止めしていたヒロにも限界が来てしまう。
レバーをノリに任せ、団長とヒロはペア芸でレディ・スパイダーの足止めに向かう。
団長とヒロ時間稼ぎのおかげでノリは前車両との連結を解除。
ノリは前車両にマサルが持ってきたあるるかんのスーツケースを載せると、爆弾を準備する。
「私はあなた方を殺して、エレオノールたちにも同じことをしなければならないのだから」
「顔だけかぁちゃんに似ているバケモン人形め。こんな言葉しってるかよ。『人の恋路を邪魔するやつは、馬に蹴られちまえ』ってやつよ」
「しろがねと鳴海の邪魔はさせるかよ!」
ノリは爆弾を自分たちの乗る車両の前へ投げる。
「見てろよ、クソ人形!」
ノリは爆弾のスイッチを起動。
車両の前へ大きな穴が空き、仲町サーカスとレディ・スパイダーの乗った後部車両は大きく傾く。
「さぁ、落ちてきやがれ、クモ女!」
ヒロはしろがねの血がついたナイフを構える。
しかしレディ・スパイダーはその大きな足でバランスを保ち、ヒロの所までは落ちていかい。
「考えたわね。でも残念ね。落っこちて差し上げないわ」
するとノリが列車の外を駆け上る。
「ノリさん、一世一代のはしご芸だぜ!」
あっという間に上まで駆け上ると、レディ・スパイダーを上から蹴り落とす。
下で待ち構える団長とヒロが、落ちてきたレディ・スパイダーの体にナイフを突き刺す。
「ははは!うちの息子どもはちゃんとやり遂げやがったぜ!なぁ、ふさえ…」
列車の爆発を遠目で見ていたハーレクインとブリゲッラ。
二人はスペースシャトルを壊しに向かおうとするが、そこにアルレッキーノとパンタローネが現れる。
アルレッキーノとブリゲッラは戦闘を開始。
「おやおやぁ、あっちは始まっちゃったぜぇ。どうする?真面目なパンタローネさんよ。」ハーレクインが不真面目に言う。
「そう言うお前はいつも本気ではないのだな」
「あったりまえよ、何かにマジになるなんてかっこ悪いでしょっ」
「お前には負けぬよ」
パンタローネとハーレクインの戦闘も火蓋を切った。
人間の格闘技を極めたと言うブリゲッラが、猛攻撃を仕掛ける。
それに対しアルレッキーノは「私はこういう戦い方をする」と、言うとリュートを弾き始める。
「今なら思う存分この技をくれてやれるのだ。見よ、このアルレッキーノが真夜中のサーカスの楽士たる由縁。諧謔曲(スケルツォ)『神をたたえよ(ベネディカムス・ドミノ)』!」
アルレッキーノの音が衝撃波となり、ブリゲッラは吹き飛ばされる。
「ブリゲッラよ、お前の格闘技とやらの弱点は、手足の届かぬ敵には通用しないということだ。覚悟しろ。私のリュートの波動からは逃げられん」
空中から攻めるブリゲッラだが、アルレッキーノの技の前には通用しない。
「おのれぇ、おのれぇ」追い込まれるブリゲッラ。
「さらば!ブリゲッラ!」
アルレッキーノが技の出力を上げる。
その瞬間、アルレッキーノの上半身半分が吹き飛ぶ。
ブリゲッラの体中にはミサイルが装着されていた。
「こんな面白く無いものは使いたくないからこそ、封印し、人間の格闘技を追求してきたのだ。恨むぞ、アルレッキーノ」
ミサイルをまともに受けてしまったアルレッキーノは地面に伏してしまう。
パンタローネは一方的に攻撃するが、ハーレクインはおちゃらけながらソレを避ける。
「シベリアの北風にかけて、マジになるやつは、チョーかっこ悪いんすよぉ」
「ちなみにカッコいいってのは、こういうことがデキるやつでな」
ハーレクインは雷撃を発し、パンタローネに直撃する。
ハーレクインの角は局地気象コントロール装置になっており、自在に天気を操れる能力を持っている。
ハーレクインはパンタローネに自分の夢を語り始める。
ハーレクインはフランシーヌ人形に恋をしていた。
その生まれ変わりのエレオノールを自分のものにし、無限に戯け続ける夢を見ていた。
「どんな手違いが合ったか知らないが、フェイスレス様は宇宙ステーション、フランシーヌはあの列車の中。じゃぁいいよなぁ、フランシーヌはオレっちがもらっちまってもいいよなあ!」
「くくっ、あはははははははははは!」
「恋をしただと、恋!?オートマータが恋だと!あはははは!笑ってくれる客もいない世界でコメディだと!?あははははは!」
「パンタローネ、おまえ、壊れろよ」
「あははははは!そう言うのを、本当に笑えるというのだな!」
「だまれぇ!パンタローネ!」
ハーレクインは怒り、パンタローネの下半身を吹き飛ばす。
「はははは!馬鹿だな、ハーレクイン。たとえ何があっても、あの女性はお前のものになどならぬわ」
そう言いながら、パンタローネは攻撃を続ける。
「なぜだ!?」
「私は確かに聞いたのだ。」
「私はあなたのしろがねです」
「彼女の所有者はもう、彼女自信が決めているのさ。フフフ残念だったなぁ」
「黙れ黙れ!フランシーヌはオレっちのもんだ!オレっちのもんにする!笑うんじゃねぇよ!」
ハーレクインはパンタローネを押さえ込み、殴りかかる。
「フランシーヌ様ではないわ、ハーレクイン。あの女性はな、フランシーヌ様ではない」
「うるさぁぁぁぁぁぁい」
ハーレクインはパンタローネの首を跳ね飛ばす。
「おやぁ、マジにはならなかったのじゃなかったのか?」
ハーレクインはパンタローネの頭を蹴り飛ばした。
「やっぱりなにかおかしい」
鳴海はそう言い、外を見ると煙が立ち上っている。
そして後ろの車両がないことにも気がつく。
すると爆発が起こり、ハーレクインが現れる。
「加藤下がれ!あなたは私が守る!」
まとめ
アニメ「からくりサーカス」第33話の感想。
今回、初めて仲町サーカスの芸が見られた(第五話でちょっとだけマサルに芸を見せたけど)。
これまでのサーカス編のストーリーがガッツリ削られてしまっているため、どうも愛着の沸かなかった仲町サーカスの面々。
それでも仲町サーカスの活躍はカッコよかったなぁ。
特にノリの車両を駆け上がって、レディ・スパイダーの上に出てくるシーンが好きだ。
やっと「からくりサーカス」の「サーカス」部分が活躍してくれた。
パンタローネvsハーレクインの戦闘の迫力がすごい。
アニメ「からくりサーカス」の中でトップクラスの戦闘シーンだった。
また、戦闘の作画もすばらしいが、ハーレクインの怒った表情の迫力がめちゃくちゃ良かった。
さらに二人の声優さんの演技も素晴らしい。
いつもおどけていたハーレクインが怒る演技、それをあざ笑うパンタローネの演技。
そして最期の「おやぁ、マジにはならなかったのじゃなかったのか?」
パンタローネ様、最高だろ。
アニメ「からくりサーカス」も残すところ3話。
残る話は、鳴海vsブリゲッラ、マサルvsカピタン、鳴海・マサルの共闘、ロケット打ち上げ、しろがね&鳴海vsハーレクイン、宇宙ステーション戦闘、宇宙ステーション共同作業、エンディング。
あれ、結構忙しくないか?
ここ数話、かなり丁寧に描いていたけど、後半足りる?
特に「鳴海・マサルの共闘」は一番の見所と言ってもいいので、しっかり描かれるといいな。
楽しみにしたい。
アニメで「からくりサーカス」が気になった人は、アニメでは描かれていない魅力的なシーンが沢山あるので、ぜひ原作も読んで欲しい。