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私がよく行く映画館には4DXが導入されている。
4DXとは体感型映画上映システムの事で、映画のシーンに合わせてシートが動いたり、水が降ったり、風が吹いたり、香りが漂ったりと映画の内容を体験できる。
4DXで体験できる機能
- モーション 前後・左右・上下に動く座席
- エアー 顔や頬、耳をかすめるエアー効果
- ミスト 顔や体へ飛び散る水(ミスト)
- 香り 空間全体を包み込む香り
- バブル 場内をただようリアルな泡
- 煙 幻想的な世界観を演出する煙
- 風 劇場内に吹く風
- フラッシュ 雷を思わせるような強力なフラッシュ
- 雪 劇場内に舞い落ちる雪
- 嵐 頭上で吹き荒れる嵐
「こいつはすげぇ!大作を4DXで見たら感激するんだろうな」と思い、私が初めて4DXを体験したのは2015年の「スターウォーズ /フォースの覚醒(字幕)」。
通常映画は1,800円だが、4DXは3,200円と割高。
それでも大作のテンションもあって初日と2日目の2回分の席を確保した。
4DX 実体験の感想
待ちに待った「スターウォーズ /フォースの覚醒(字幕)」初日。
久しぶりに公開される大作と、はじめての4DXにテンションMAXで鑑賞。
アクションシーン、バトルシーンでは椅子が揺れ、カイロ・レンがジャクーで村を制圧し硝煙が立ち上るシーンでは香りが漂い、水上をミレニアム・ファルコンが疾走するシーンでは水が顔に降り掛かった。
それはまさに臨場感…とは全くの別物だった。
私が想像したものから大きく離れたものだった。
4DXへの期待と実体
鑑賞前に私が想像していたものは、ディズニーランドの「キャプテンEO」「ミクロアドベンチャー」(今は「ミッキーのフィルハーマジック」かな?)、ディズニーシーの「ストームライダー」のような体験。
映画1作品に3,200円も払うのだから、そのくらいのクオリティを期待してしまうのは必然だ。
しかし、実際に体験して感じたのは
- 3Dは「奥行きがある」くらいで飛び出してこない。字幕が浮いてるなと言う感じ。
- 椅子が揺れすぎで、画面をしっかり見れず、字幕が読みにくい。
- 前の席の椅子の揺れが激しくて笑えてくる。
- 硝煙のシーンで香りが漂ってきたが、決して硝煙の匂いではない。よく分からない甘い匂い。
- 水が降りかかると、3Dメガネに水滴が付いて、その度に拭かなくてはならない。
- 座席から出てくるエアーは、あちこちからの「プシュッ!」という音がうるさく気が散る。
- 霧は「あぁ、なんか見にくいと思ったら霧か」という感じで、画面を見にくくしているだけ。
期待が大きかっただけに、相当がっかりした記憶がある。
さらには、落ち着いて見られない+字幕が見づらいので、内容がいまいち頭に入ってこなかった。
私は「スターウォーズ/フォースの覚醒」を4DXで2度見た後に、2Dを見に行った。
4DXはどんな人にオススメ?
「映画(作品)を楽しもう」という人には4DXはオススメできない。
椅子が揺れて集中して映画を見られないから。
私の映画の楽しみは「臨場感」ではなく「没入感」の方が大切。
気が散る4DXは私には全く向いていなかった。
では4DXはどんな人にオススメなのか。
4DXはジェットコースター的なアトラクションを楽しみたい人にオススメしたい。
アトラクションとしてなら、それなりに楽しむことはできるのではないだろうか。
一回(1.5〜2時間)3,200円だけど。
私は遊園地に行ったほうが楽しめそうだけど。
そんなふうに私は思っているのだが、映画館では4DXにもそれなりに人が入っているように見える。
楽しめる人はそれなりにいるんだろうな。
私がなんと言おうと、映画の楽しみ方は人それぞれ。
「4DX最高!」という人、大いに楽しんでいただきたい。
私はもう行くことは無いと思う。
ディズニーランド、シーくらいのクオリティになれば是非行きたい。