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TVアニメ「からくりサーカス」の7話「Demonic」が放送となった。
私はテレビで見られる環境にないので、Amazonプライムでの視聴。
「からくりサーカス」第7話の感想を書こうと思う。
ネタバレありなので、原作を読んでない人は注意。
からくりサーカスの進行状況はこちらでまとめた。
TVアニメ「からくりサーカス」第7話「Demonic」 感想
あらすじ
奇病・ゾナハ病の真実、そしてゾナハ病をばら撒く元凶・真夜中のサーカスの存在を知った鳴海。子供たちの未来を奪う自動人形を倒すべく、鳴海は人形破壊者=しろがねとなることを決意する。一方、仲町サーカスとともに行動する勝としろがねは、謎の女性・ヴィルマと遭遇する。
ストーリーの進み具合
アニメ7話は6話から引き続きゾナハ病棟でのパウルマン先生との戦闘から。原作とは順が逆になったがヴィルマ登場まで、原作8話分進んだ。
パウルマンの生徒たちが次々に襲ってくる
すごい迫力の戦闘シーン。
鳴海一人で次々に撃破。
オラオラオラオラオラ
ビビる子どもたち
アンゼルムスを放り投げるパウルマン先生。
アンゼルムスの攻撃を食らってしまい、大ダメージ。
「よくかわしたな、だが、結構えぐったぜぇ」
「パウルマン、行っけぇ」
鳴海に腕の付け根のスイッチを回すように指示するギイ
鳴海の左腕から、聖・ジョルジュの剣登場
(そう言えばまだ聖・ジョルジュの剣未登場だったっけ)
パウルマン先生のブレードを折るが、登場と同時に折れる聖・ジョルジュの剣。
本来、聖・ジョルジュの剣はすごい破壊力の剣だが、パウルマン先生のブレードも(原作では)硬度10のダイヤモンドなので、相打ちも仕方なし。
パウルマン先生の顔を踏みつける鳴海
生命の水(アクアウイタエ)の効力で傷が治っていく。
悪魔(Demon)のような顔つきになる鳴海。
「俺はもう人間じゃねぇ、貴様らを倒すDemonになるぜぇ」
「ふん、そうかよ」
不気味な笑みを浮かべるパウルマン先生。
その瞬間、パウルマン先生の体から打たれたスパイクをモロに食らう鳴海。
「あばよ、しろがねぇ」
パウルマン先生にスパイクで固定され、そこに攻撃をしかけるアンゼルムス。
折れた聖・ジョルジュの剣を口でくわえ、攻撃してきたアンゼルムスの首を掻っ切る。
「こ、こんなのありかぁ」
「ありさ」
アンゼルムス撃破!
パウルマン先生は距離を撮ろうとするが、鳴海がスパイクを筋肉で固定しているので距離が取れない
「どこ行くんだぁ、俺を連れて行くのかよぉ」
パウルマン先生に至近距離で発勁!
「俺が何なのかもわかんねぇんだよぉ!」
原作にも負けないすごい迫力の鳴海。
あまりの迫力に恐怖を感じるパウルマン先生。
パウルマン先生を完全撃破。
人形を全部倒したが、その戦いっぷりから怖がる子どもたち
ギイのスカウトを受けると言う鳴海
「子どもたちをこれ以上怖がらせちゃいけねぇ」とルシールから仮面をもらう。
(こっちの方が怖い気もするが…。)
「一日もはやく、ゾナハ病の薬を開発してくれ」
最後にトムだけは鳴海にかけより、感謝の気持ちを伝える。
子どもたちを守るために「しろがね」になる事を決意する鳴海。
シーンが変わり、マサルたちの「サーカス編」へ。
マサルとしろがねは仲町サーカスに入り、夏休みを利用して旅に出た。
ヴィルマ登場。
クラウンになり、パフォーマンスをするしろがね。
しろがねが気になったヴィルマは賭けを申し出る。
「お互いの持ち物を相手に当てたら勝ち」
ヴィルマのナイフを受け止めるが、髪が切られる。
しろがねのことを「大したもんだ」と気に入るヴィルマ。
お互いの話を語る。
ヴィルマは親父がナイフ使い、弟がゾナハ病にかかり死んでしまった。
しろがねはゾナハ病の鳴海のことを思い出す。
ヴィルマは境遇が似ているとしろがねのことを更に気にいる。
しろがねは「人と話すことがだんだん苦痛ではなくなってきた」「おかしくなってきてしまっているのでしょうか」とマサルに話す。
マサルは「今のしろがねの方がいい」としろがねに伝える。
ヴィルマに狙われるマサル。
マサルをさがすしろがね。
「しろがねさんを迎えに行ったのかと」とアニメで初めて会話をするリーゼさん。
「あ…(察し)」
ナイフで追い詰められるマサル
「今からあんたを殺さなくちゃならないんだ」
こんなに暗い中、グラサンかけてて見えるのかね。
「泣き顔は絶対に見せてやらないってね(涙目)」
しろがね登場!
「あるるかん」
この構図、かーなーりかっこいい!
しろがねとヴィルマ、互いに状況を把握する。
しろがね vs ヴィルマ。
このシーンのヴィルマ、マジカッケーっす。
足にヴィルマの投げナイフが突き刺さるしろがね
「黒のヴィルマの流星は弾丸よりも早いんだ」
それでもあるるかんを操るしろがね
ヴィルマの容赦ない追い打ち。
全身でナイフを受けるしろがね
しろがねを守ろうとするマサル
マサルの目に、弟を映し出すヴィルマ
「そんな目で見るな」とナイフを投げるが、しろがねが顔で受け止める
それでもあるるかんを操りヴィルマに攻撃。
「普通即死だろ…」とあるるかんの攻撃をモロに受ける。
「おぼちゃまが無事であれば、私の体は明日さえ欲しがらない」
しろがねに刺さったナイフを抜いていく(ここが後に重要になる)
傷がふさがっていくしろがね
「私は特別な命を持っている」と話す
マサルを見て、弟を思い出すヴィルマ。
「黒のヴィルマの流星は弾丸よりも早いんだ」
最後の一刀を構えるヴィルマ
マサルと目があう
投げたナイフはマサルの横を抜ける。
「ごめん、また外しちゃった」と気を失うヴィルマ
ヴィルマが目を覚ますと、仲町サーカスのトラックの中。
ヴィルマを看病をしていたマサルと、監視するしろがね。
仲町サーカスの3人、地面で寝てる…。
「冗談で自分を殺しに来た人間を一晩中看病できるか」
ヴィルマ、かわいい。
しろがねはヴィルマを殺そうとしたが、マサルに止められていた。
更に「放って置く訳には行かない」とヴィルマを運ぼうとするマサル。
「また襲われたらどうしますか」
「ごめん、僕も強くなるから」
「ではお願いがあります」
「私の血を飲んではいただけませんか」
「私の血は病気や怪我からおぼっちゃまを守ってくれるでしょう」
「しろがねがそれで安心するなら、僕は飲むよ」
しろがねは、マサルや他人と接することで「変わりたい」と思うようになってきた
ヴィルマは殺し屋より面白いことをみつけた、と仲町サーカスに入ることに。
考察・重要シーン
今回の重要なシーンは、「ヴィルマのナイフを全身で受けたしろがね」、「しろがねの血を飲んだマサル」。
しろがねの血がついたヴィルマのナイフは、オートマータに対抗できる重要な武器になる。
ヴィルマ自身はストーリーに深くはかかわらないが、このナイフは非常に重要な役割となるので、登場したと思われる。
また、このタイミングでマサルはしろがねの血を飲むことになった。
これはストーリー上かなり重要な行動となる。
原作でマサルがしろがねの血を飲むのは、かなり後半の「デウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)」の幕が上がってからだ。
黒賀村のストーリーが一通り終わり、最終章に向かっていくタイミング。
なぜアニメではマサルがしろがねの血を飲むのを序盤のタイミングにしたのか。
想像するに、恐らく黒賀村のストーリーが削られる為。
後半はマサルとしろがねも別行動になる。
黒賀村のストーリーがなくなると、しろがねの血をマサルに飲ませるタイミングが取れないのかもしれない。
また、鳴海で「生命の水(アクアウイタエ)で傷が治る」という説明と、しろがねが頭にナイフを受けても死なずにすぐに回復する、という両方を同じ回で描くことにも注目。
こうすることにより、視聴者が「しろがねも以前に生命の水(アクアウイタエ)を飲んだんだな」と容易に想像ができる。
なんで突然ヴィルマの回を入れてきたのかと思ったが、限られた話数・少ない時間で効率的に説明するためだったと想像できる。
そう考えると、もう最後までしっかりプロットができているのかもね。
削除されたストーリーに目が行きがちだが、このように理由を考えてみると「さすが藤田和日郎」と言わざるを得ない。
削除・変更シーン
今回はストーリーの進みが少なかった分、削除されたシーンは多くはなかった。
細かいところは沢山あるのだけど、気になったのは、下記の2シーンくらい。
- アンゼルムスのとっておき芸、鳴海の腹話術
- ヴィルマの仕事(人殺し)シーン
アンゼルムスの腹話術は子どもたちにより恐怖を感じさせる良い演出だったが、残念ながらカット。
また、パウルマン先生との戦闘があっさり終わってしまったので、あまり強い印象を受けなかった。
原作ではしろがね0のジョージがボコられ、鳴海との戦闘も長いのでかなり強敵な印象がある。
ストーリーをサクサク進めているので、強敵が強敵らしく感じられないのは少し残念な所だ。
まとめ
「からくりサーカス」第7話ではゾナハ病棟のパウルマン先生との戦闘、ヴィルマとの出会い・戦闘が描かれた。
戦闘が多かった今回、鳴海のオラオララッシュや、ヴィルマのナイフ投げなど、かっこいいシーンが多かった。
先はまだ長く戦闘シーンが沢山あるので、製作者の方々にはこの調子でぜひ頑張っていただきたい。
アニメで「からくりサーカス」が気になった人は、アニメでは描かれていない魅力的なシーンもたくさんあるので、ぜひ原作も読んで欲しい。