TVアニメ「からくりサーカス」第4話「コラン」 感想。心理描写がカットされ淡々と進むストーリー。

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TVアニメ「からくりサーカス」の4話が放送となった。

私はテレビで見られる環境にないので、Amazonプライムでの視聴。

 

「からくりサーカス」第4話の感想を書こうと思う。

ネタバレありなので、原作を読んでない人は注意。

TVアニメ「からくりサーカス」第4話「コラン」 感想

あらすじ

善治から逃れるべく、そして泣き虫な自分から生まれ変わるべく、決意を新たにする勝。

そんな中、自身を狙っていた阿紫花と再び遭遇するが、逃げ出すことなく、逆に自身の身方となるよう話をもちかける。

一方、鳴海としろがねは善治の雇う人形使いに捕らえられてしまい、絶体絶命のピンチを迎える。

 

ストーリーの進み具合

アニメ4話も3話と同じく、原作9話分の進んだ。

阿紫花を雇う所から、鳴海がいなくなるところまで。

 

勝が阿紫花を雇う

阿紫花を雇うのに父親の計画書を見せ、説得。

ここで阿紫花の名シーン「で、お題はいかほどいただけるんで…?」

お題はいかほどいただけるんで…?

佐野が爆弾を仕掛ける

別荘に爆弾を仕掛ける佐野。

原作では人形を使っていたが、アニメでは登場した瞬間にダクダミイに首を落とされる。

グリモルディを乗っ取り、善治の元へ

阿紫花を雇った勝。

グリモルディを乗っ取り、鳴海としろがねを助けるために善治の元へ。

 

しかし、鳴海としろがねは、ダクダミイを操る山中に捕まる。

 

鳴海としろがねを人質に、自分の養子になるよう説得する善治。

鳴海としろがねが苦しんでいる姿を見て、善治の養子になることを了承する勝。

そこに阿紫花が「騙されてますぜ」と勝に助言。

約束が守られないことを知って、怒る勝。

目が赤くひかり、エヴァンゲリオン破のシンジくんバリのカッコよさ。

鳴海の拳法をイメージし、善治に攻撃。

善治の足を折り、顔に頭突きを食らわせる。

 

しろがねのトラウマ

塔内のエレベーターに閉じ込められている鳴海としろがね。

しろがねは、「幼い頃に暗い部屋に閉じ込められていた」というトラウマが蘇ってしまう。

しかし、鳴海の「笑っていな」という言葉に救われるしろがね。

 

グリモルディでの大ジャンプ

塔までグリモルディで飛び移る作戦。

勝の計算では対角線上に助走をつければ、塔まで届く計算。

塀、高すぎやしないですかねぇ…。

勝「はやくグリモルディの首を!」

原作では横に首を伸ばして引っ掛けてたが、アニメでは上に向かって伸びてて笑った。

塔に到着

阿紫花のあやつるグリモルディで、塔に到着。

勝が怪我だらけなのを観て、怒る鳴海。

大人数にも引けを取らず、立ち向かう。

鳴海に見とれて、油断していたしろがねが加納のバビュロに足をやられる。

 

勝の人形操り

鳴海も山中の糸で動けない状態に。

鳴海に「逃げろ」を言われ、逃げ出す勝。

しかし、逃げるのを止める。

逆にしろがねの元へ走り、あるるかんの糸を受け取る。

 

「人形は才能のある者が何年もかけて操れるようになる」と説明する加納。

しかしその後ろであるるかんが立ち上がり、ジャンプして勝の横に立つ。

勝はしろがねのようにアルルカンを操れないが、覚えているのは、あるるかんの必殺技「コラン」。

「コラン」でバビュロを粉々に。

 

屋敷爆発

バビュロを倒すが、屋敷に仕掛けられた爆弾が爆発してしまう。

爆発により塔が傾く。

それでも、なんとか生きていた勝、鳴海、しろがね、阿紫花。

いつの間にか佐久間と阿紫花が脱出用のロープを結んでいた。(方法は不明)

足を怪我しているしろがねを先に脱出させようとしている最中、勝の足元が崩れて下の階に落ちてしまう。

鳴海が助けに行こうとするその時に、ゾナハ病の発作が再発。

 

笑うべきだと分かった時は、泣くべきじゃないぜ

ゾナハ病の発作がありつつも、勝の元にかけより、抱きか抱える。

鳴海の背中には燃えた柱がのしかかる。

勝を守りながら、会話。

からくりサーカスでの屈指の名シーン。

「笑うときだと分かった時は、泣くべきじゃないぜ。な、勝」

いなくなった鳴海

朝を迎え、火事も収まった様子。

鳴海の腕の中で目を覚ます勝。

助かったと安堵し、後ろを振り返った瞬間。

鳴海は腕を残していなくなっていた。

絶望にくれ、泣きじゃくる勝。

 

削除・変更シーン

今回の削除・変更シーンは多かった。

  • 羽佐間のアクエリアス vs 尾崎のグリモルディ
  • 佐野の人形 vs 山中のダクダミイ
  • グリモルディで善治の部屋までの道のり
  • 勝、阿紫花のグリモルディ vs 及川のガン・オブ・フェザー
  • 塔内でしろがねのあるるかん vs 金井のグリセル、加納のバビュロ(金井・グリセルは存在自体削除)
  • 勝の記憶力の良さの描写
  • 塔からの脱出方法の変更(グリセルを使っての脱出→羽佐間が手助け)
  • 勝の善治救出
  • 鳴海が勝を守るシーンの変更(濁流から守る→火事から守る)

ぶっ殺し組と誘拐組の人形での戦闘シーンが0だったので、強いはずの誘拐組の人形の強さが全然伝わらなかった。

上記の他にも細かい会話が削除され、必要最低限の会話しかしていない。

また、勝の心理描写がかなりカットされ、淡々と進んだ印象。

覚悟を決めた勝の気持ちが全然伝わって来なくて、感動できなかった。

 

ラストシーンは…ツッコミどころ満載だけど、野暮なので止めておく。

 

作画

作画はかなり安定していた。

特に火事のシーンはかなり美しく、丁寧に描かれていた。

 

まとめ

第4話は駆け足が非常に目立ってしまっていた。

ストーリーを早く進めたが故に、勝の能力(記憶力・集中力の高さ)や、勝の覚悟が伝わってこなかった。

人形同士の戦闘も無く、勝のお父さんの計画「黒賀村の同士討ち」が「なんのこっちゃ?」という感じである。

第3話はかなり駆け足になったが、かなりよく出来ていただけに、第4話に関しては少しガッカリした。

 

そんな中、作画が全く崩れずに描かれているのには感心した。

特にしろがねのトラウマシーンや、鳴海が怒るシーンなどの、感情的な顔は非常に良く表現されていた。

 

次回から、日常パートに移る。

原作ではギャグが多めなパートだが、どのように進められるのか。

第5話を楽しみに待とうと思う。

 

 

アニメで「からくりサーカス」が気になった人は、アニメでは描かれていない魅力的なシーンもたくさんあるので、ぜひ原作も読んで欲しい。




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男 1983年生まれ
”コンパクトなデバイス”、”マンガ”、”メガネ”をこよなく愛する。
イラストの肩に乗ってるのはめそ…じゃなくてペットのフェレット2匹。