アニメ「からくりサーカス」第9話「記憶」 感想・考察/笑顔のフランシーヌからの…

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TVアニメ「からくりサーカス」の9話「記憶」が放送となった。

私はテレビで見られる環境にないので、Amazonプライムでの視聴。

「からくりサーカス」第9話の感想を書こうと思う。
ネタバレありなので、原作を読んでない人は注意。

からくりサーカスの進行状況はこちらでまとめた。

TVアニメ「からくりサーカス」はどこまで進んだ?原作と比較(第14話まで反映)

2018.10.30

TVアニメ「からくりサーカス」第9話「記憶」 感想

あらすじ

自動人形との戦いで傷つき海に落ちたギイは、仲町サーカスの面々に助けられる。驚くべきことに、ギイはしろがねの懸糸傀儡の師匠だった。ギイとの出会いをきっかけにしろがねの心に触れた勝は、自身の出生の謎を知るべく一人、旅に出る。一方、中国へとたどり着いた鳴海とルシールは、手掛かりを追っていく内に鳴海の中国拳法の師匠である梁(リャン)と出会う。

ストーリーの進み具合

第9話はマサル達がギイを助けた「サーカス編」から始まる。

マサルたちは飛行機墜落事故の時に、ギイを発見し介抱する。

しかしマサルは、ギイを介抱するしろがねにヤキモチを感じる。

「ギイって人はしろがねの何なの?」

「ギイ先生は私の師匠です。」

しろがねは小さい頃、ギイと旅をしていた。

その後、しろがねはキュベロンで「人形を操る人形」となったと話す。

しろがねはマサルを抱き寄せ、マサルと鳴海に出会ったことで、ぬくもりを感じるようになったと語る。

これは、うらやまけしからん。

そんな変わってきたしろがねを見て、マサルは自分の出生の謎と向き合うために仲町サーカスを離れる。

シーンが変わり、「からくり編」。

鳴海の師父に会うために、師父の娘ミンシアと共に中国の山奥へ。

鳴海が飲んだ生命の水(アクアウイタエ)は最後の一番濃い部分で

そこには、生命の水を作った男の霊が溶け込んでいる。

その為、その男の記憶の夢を見るようになる。

山の奥で見つけた師父と銀色の犬。

そして咳き込む師父。

師父はゾナハ病にかかっており、それは「罰」だと言う。

先祖が生命の水を作った「罰」。

鳴海が生命の水を飲んでしろがねになった経緯を話すと、

師父は200年前の白(バイ)という一族の話を始める。

兄の銀(イン)と弟の金(ジン)は、「人形に錬金術の力で生命を吹き込み、人間の様に動かす」のために錬金術を学ぶ。

そんな中、よく笑う「フランシーヌ」と出会い、そして二人は彼女に惹かれる。

フランシーヌは自らを顧みず、孤児や貧しい人たちに食事を与えていた。

そんなフランシーヌを見た銀は錬金術に身が入らない様になり、「誰かの為を想わない道に、何の光が指すと言うのだ」と金に話す。

それを聞いた金は銀がフランシーヌの事を好きになった事を悟る。

「フランシーヌは僕が最初に好きになったんじゃないか!それを横から盗るなんてダメだよ!」

後日、銀は協会で祈っているフランシーヌを見かける。

何を祈っていたのか聴くと、フランシーヌは照れながら「世界中から病気がなくなりますように」と話す。

その深くて広い心に惹かれ、「私と一緒になってくれ」とプロポーズ。

静かにうなずく天使のような笑顔のフランシーヌ。

二人は結ばれ、幸せそうに協会から去る二人。

しかしその協会には金もいたのだった…。

金は鬼のような形相に…。

考察・重要シーン

第9話は原作9話分進んだ。

とは言え中国内の移動中の話は殆ど削り過去編の3話分をしっかり描いた形になっている。
銀と金、そしてフランシーヌの話は「からくりサーカス」の発端となる重要な話なので、とても丁寧に描かれていた。

そして短い時間の中で、「フランシーヌはよく笑う」というのがよく分かった。

笑顔も原作に引けを取らない可愛さで描かれていたし。

この後に起こる悲劇を考えると、とてもやるせない気持ちにさせてくれる。

今回の重要なシーンは「マサルが仲町サーカスを出る」。

原作でマサルが仲町サーカスを離れるのは、もっと後の話だ。

今回の昔話が終わり、「真夜中のサーカス」編が終わり、その後となるストーリーとなる。

仲町サーカスの人たちに相続した180億円の事を知られる。

マサルは相続の事を隠してたことに負い目を感じて、仲町サーカスから家出する。

しかしアニメでは、マサルは自ら「自分の出生の謎」を知るために旅立つ事となった。

マサルを旅立たせたのを他発的ではなく、自発的にしたのは強い意志を持っているマサルらしくとても良いと思う。

しかし、なぜこんなにも早くマサルを旅立たせたのか、それが分からない。

マサルの旅は「軽井沢」→「黒賀村」→「正二・アンジェリーナの過去」と繋がっていく。

「正二・アンジェリーナの過去」は「真夜中のサーカス」の後となるのは確実だろう。

でないと、「真夜中のサーカス」の最後のショックがね。

そうなると、「軽井沢」「黒賀村」の話を早くする理由があるはずなんだろうけど…。

削除・変更シーン

今回削除されたのは、

  • パンタローネ、チャイナ・ホーの登場
  • ミンシア・兄弟子達との再会と葛藤。
  • 滅んだ師父の村。
  • しろがね犬との戦い。
  • ミンシアのポロリ

パンタローネ、チャイナ・ホーが出てこなかったのが少しきになる。
この二人との戦闘はかなりかっこよく、見ごたえがあるはずだ。

ストーリー的にもそこそこ重要で、オートマータが生命の水を求めている理由がここで分かる為、削除される可能性は少ないと思う。

パンタローネ様は出てこなくても、少なくともチャイナ・ホーは出てくるんじゃないかな。

出てきてほしいな。

まとめ

第9話は過去編の導入をしっかり描かれた回だった。
フランシーヌの可愛さに、「これは誰でも惚れるわ」と思わざるを得ない素晴らしい話だった。

そして、そんな幸せな気持ちにしてくれた次の展開が…ね。

アニメで「からくりサーカス」が気になった人は、アニメでは描かれていない魅力的なシーンもたくさんあるので、ぜひ原作も読んで欲しい。