アニメ「からくりサーカス」第20話 感想・考察/全ての謎が明らかに

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TVアニメ「からくりサーカス」の20話「黒い太陽」が放送となった。

私はテレビで見られる環境にないので、Amazonプライムでの視聴。

「からくりサーカス」第20話の感想を書く。
ネタバレありなので、原作を読んでない人は注意。

からくりサーカスの進行状況は下記記事でまとめている。

TVアニメ「からくりサーカス」はどこまで進んだ?原作と比較(第21話まで反映)

2018年10月30日

TVアニメ「からくりサーカス」第20話「黒い太陽」 感想

あらすじ

自身の脳の情報を勝にダウンロードし、エレオノールと結ばれる。それが貞義の目的であった。正二の記憶の全てを知った勝は、様々な人の果たされぬ思いに涙する。それでもなお、勝を貞義だと決めつける正二やギイたち。ついにはギイが勝にメスを向ける。その瞬間、予期せぬことに、黒賀の衆のひとりが声を上げる。彼は、正二すら知りえない真実を話し出すのであった。

ストーリー

ダウンロードの準備が整った貞義は、マサルを眠らせて車の中でダウンロードを開始する。

貞義が高速で車を走らせている眼の前に、正二が立ちはだかる。

「マサルをお前の思い通りにはさせん!」

正二は車に飛び乗り、フロントガラスを割ると、マサルの頭に繋がれたケーブルを切る。

「これでダウンロードはできん!」

「どうかな、コードをつけてからだいぶ経つんでなぁ。とっくに終わってるかもしれないぜ」

正二はマサルを抱きかかえ、隣に付けたトラックにいるギイにマサルを投げ渡す。

そして貞義の車の前に硫酸の入ったトラックを用意。

正二は人形を車のタイヤに引き込み、車を跳ね上がらせ、貞義と共に硫酸の中へ。

貞義は世間には事故として処理され、死んだと思われた。

すべての正二の記憶を見終わったマサル。

そんなマサルに正二が質問を投げかける。

「お前はどういう気持だ」

マサルは泣きがなら答える「なんでみんな幸せになれないのさぁ!」

「みんな普通の人だったのに、小さな歯車のズレでどんどん大きな不幸になって。

ほんの少し幸せになりたかっただけなのに。

…このままじゃ、だれも幸せになんてなれないじゃないか!」

 

あれ?このセリフは白金の後だったような…。

なぜこのタイミング?

「君が死ねば、少なくとも僕の無念は晴らされる」

ギイはそう言うと、マサルを締め上げる。

マサルを殺そうとしたその時、

「それは困るなぁ」

「まだ最も重要な人物の記憶が欠けてるなぁ。造物主のことだよ」

黒賀村の一人、大輝が立ち上がると、白金の事を話し始める。

 

フランシーヌを拐った金。

逃げようとするフランシーヌを何度も殴り、言うことを聞かせていた。

しかし、次第にフランシーヌの視線に耐えられなくなった金。

フランシーヌが疫病にかかった時に連れ去られても逆らわず、そしてフランシーヌは死んでいった。

金は生まれ故郷で死のうと思っていたが、ある事を思いついた。

生命の水にフランシーヌの髪の毛を溶かして、他の女性に飲ませれば、フランシーヌが生まれ変わることに。

フランシーヌ人形があるキュベロンに戻ろうとした金だが、初めて自分が老いていると自覚した。

だから自分も生まれ変わることにした。

故郷の白家の子を拐って、その子供に金が溶けた生命の水を飲ませた。

生まれ変わった金はキュベロンに戻ると、目的のフランシーヌ人形はなかった。

しかしそこには、フランシーヌそっくりのアンジェリーナがいた。

そこで金はディーンと名乗り、アンジェリーナに恋することになるが、その恋は叶わなかった。

 

 

金の過去を語り終える黒賀村の大輝。

その正体は”白金”、”ディーン・メイストル”、”才賀貞義”、そして”フェイスレス司令”。

全員が同じ人間だった。

黒賀村の者達がフェイスレスに飛びかかるが、一瞬で返り討ちにあってしまう。

「君たちは勘違いしちゃったわけだ。その子供の中に僕はいないよ」

マサルにダウンロードは完了していない事が、フェイスレスから説明される。

ギイはオリンピアでフェイスレスに攻撃を仕掛けるが、やはり返り討ちに合い、針で磔にされてしまう。

「あなたが僕になったって、しろがねはあなたを好きにならないよ」

「ひとりぼっちのあなたが掴めるものなんて、なにもない!」

「いいや、うまくいくね」

「僕は自分を信じているもん」

「自分を信じて夢を追い続けていれば、夢はいつか必ず叶う」

悪いことをしているつもりがまったくないフェイスレスに、マサルは「どす黒く燃える太陽だ」と思う。

そしてフェイスレスをこのままにしておけば、燃やされるのは僕たちだけじゃ終わらないと感じる。

「そろそろ終わりにしようか」

フェイスレスはそう言うとギイのもとに近づき、針を抜く。

するとガラスが割れ、上半身しか無い正二も流れ出てしまう。

マサルは正二を抱きかかえるが、正二は「お前は戦え」と刀の在り処を教える。

「お前は来い」と近寄ってきたフェイスレスに、マサルは正二の刀「雷神」で斬りかかる。

その攻撃を避けながらも、マサルにパンチを食らわせるフェイスレス。

うずくまるマサルに、フェイスレスは余裕をみせるが、マサルはフェイスレスの膝に工具を差し込んでいた。

マサルには人格のダウンロードはされていなかったが、記憶は書き込まれていたので、フェイスレスが機械の体という事を知っていた。

フェイスレスがひるんだそのスキに、マサルは攻撃。フェイスレスの腕を切り落とす。

「同じ記憶があっても、圧倒的に弱い僕には、油断がないよ」

「愉快、愉快。では死なない程度に傷つけてやろう」

フェイスレスがマサルに攻撃を仕掛けたその瞬間。

しろがねが間に入り、マサルを守る。

愛しのエレオノールがてに入ったことを喜ぶフェイスレス。

そしてマサルに提案をする。

「マサル、ゲームをしよう」

フェイスレスは飛空艇で去りながら言う。

「僕が記憶をダウンロードして生まれ変わり(エレオノールとの)絆を手に入れるか、君が助けにきて取り戻すかのね」

久々の仲町サーカス(団長とリーゼ)の登場。

そこに現れたのは猛獣使いのドクトル・ラーオ。

従えているのはビーストで実験を重ねて作られた幻獣。

「ビースト」という言葉に反応するリーゼ。

リーゼの姉は「ビースト」に殺されていた。

 

正二の命は残り僅かだった。

おじいちゃんと呼ぶマサルに、正二は最後の願いを託す。

「エレオノールを頼む」

「おじいちゃんの人生には本当に嬉しいことが3つあった」

「銀先生の弟子になれた事」

「アンジェリーナが私の腕の中にいた時」

「エレオノールが産まれた時」

「人生の最後に、4つ目ができたよ。おまえにそのように呼んでもらえて」

そう言い終わる前に、正二は力尽きた。

 

 

「アンジェリーナ、ずっと待っててくれたのか」

「はい」

「だが、私は罪を重ねすぎた。おまえのおる上には行けんだろう」

「ですから、私があなたの行く所についていくんですよ」

「おっしゃったでしょ?一緒に永劫の時を歩いてくださるって」

「その永劫が終わってもずーーっと一緒じゃち、言うたんじゃ」

「そうでしたわね。では参りましょう」

「おう」

 

そしてマサルの目には、何かを決心したような強い光が灯っていた。

 

考察・重要シーン/削除シーン

今回は正直、不満だらけ。

「ここまで削除しなくちゃいけないの!?」と思わざるを得なかった。

 

まず、白金の記憶をマサルが話さずに、フェイスレスの語りになった。

時間短縮のためかな。

マサルが白金の記憶を話す時の不気味な顔が見られなかった…。

台詞のタイミングも変わってて、「なんで、みんな幸せになれないのさぁ」が全然心に響かない。

 

そしてその後のマサル vs しろがね-Oは丸々削除。

フェイスレスとの戦いも、グラサンを切って腕を切り落としてあっさり終了。

マサルが主人公らしくかっこよく戦うシーンがほとんどカットされてしまった。

ここからマサルが戦力として頼もしくなり、更に修行して強くなっていくはずだったけど…。

 

そして前回少し早めの登場だったしろがねは、今回フェイスレスに拐われるためだった!

原作ではしろがねが拐われるのは、もっと後の事。まさかこんなタイミングで拐われるとは。

拐われる際にハーレークイン、ディアマンティーナ、カピタン、ブリゲッラの「最後の4人」、ジェーン、ドクトル・ラーオ、レディ・スパイダー、フラッシュ・ジミーたちが登場するはずだけど、登場したのはドクトル・ラーオのみ。

え?流石に「最後の4人」は出てくるよね?

でないと「最初の4人」の見せ場が…。

唯一登場したドクトル・ラーオのグリフォンとスフィンクスはビーストを使っているという。

そうなると、ゴルゴン、バジリスク、ユニコーン、ケロベロスの出番は…きっと無しだろうなぁ。

なんかリーゼを登場させたから、ドクトル・ラーオも登場させておくか、くらいなノリに感じる。

 

しろがね拐われたって事は、黒賀村での修行は無し?

ヘーマも3姉妹も無し?

 

あぁ、今後の展開が嫌な予感しかしないんだけど…。

大丈夫かなぁ?

 

まとめ

アニメ「からくりサーカス」第20話の感想を書いた。

今回で過去編がすべて終了。

 

もう感想というか、愚痴?

「原作とアニメは別物!」と思いながら見ているつもりだけど、原作を何度も読んでいるので削除されたシーンが気になって仕方ない。

毎週書いているこの記事も、書くのが非常に辛くなってきた。

作られた作品に愚痴を言っても「だれも幸せになれない」からね…。

楽しめないのは、きっと私がアニメ「からくりサーカス」のターゲット層に入っていないからだ。

アニメを楽しんでいる人には、原作を読まない(読み直さない)事をおすすめしたい。

 

アニメで「からくりサーカス」が気になった人は、アニメでは描かれていない魅力的なシーンが沢山あるので、ぜひ原作も読んで欲しい。

「過去編」はコミック23〜27巻、ワイド版12〜14巻。