アニメ「からくりサーカス」第26話 感想・考察/魔眼リーゼ、幻獣を手懐ける

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TVアニメ「からくりサーカス」の26話 「アニマル・ショウ」が放送となった。

私はテレビで見られる環境にないので、Amazonプライムでの視聴。

「からくりサーカス」第26話の感想を書く。
ネタバレありなので、原作を読んでない人は注意。

からくりサーカスの進行状況は下記記事でまとめている。

TVアニメ「からくりサーカス」はどこまで進んだ?原作と比較(最終話反映)

TVアニメ「からくりサーカス」第26話 「アニマル・ショウ」 感想

あらすじ

コロンビーヌが勝を連れて入った場所。そこではOの本体が保存されていた。Oの秘密を知り、その身勝手さに怒りをあらわにする勝は、追ってきたOたちに立ち向かう。一方リーゼは逃げ込んだ先で、ドクトル・ラーオすら手懐けられない幻獣に遭遇する。死を意識するリーゼ。しかしその瞬間、勝の言葉が脳裏をよぎる。

 

ストーリー

マサルとコロンビーヌはしろがね-O達の本体が保存されている部屋へ到着する。

カプセルの中には年老いたしろがねの姿。

機会人間のしろがね-Oは体が壊れても、新しい体に記憶がダウンロードされるので、安全に戦闘ができる。

マサルはしろがね-O達が、人々に苦しみをばら撒いておいて、自分たちは安全な所にいる事に怒る。

 

そこにしろがね-O達が到着。

「どうする?マサルちゃん」と言うコロンビーヌに「戦うさ!」と答えるマサル。

 

リーゼが逃げ込んだ真っ暗な部屋の中に、光る眼が無数現れる。

そこにはドクトル・ラーオが手懐けられなかった幻獣たちが待っていた。

リーゼの悲鳴を聞いて、ドクトル・ラーオは「まさに断末魔の叫び声よ」とご満悦。

部屋にいたのはゴルゴン、バシリスク、ユニコーン、ケルベロス。

あまりの凶暴さにドクトル・ラーオの命令を聞かない幻獣たち。

(…なのだが、唸り声があからさまに人間の声で笑った)

リーゼは恐怖におののく。

 

フェイスレスに呼び出されたしろがね。

しろがねは椅子に拘束されるが「今更私が何かを恐れるとでも思うか」と動じない。

フェイスレスはリーゼとマサルの映像を写し、「あのガキどもは、これから殺される運命だ」と言う。

しろがねは「私はもう逆らわない、だから助けてやってくれお願いだ」と懇願する。

それに対しフェイスレスはしろがねを殴り「ガキどもは死ぬ。だから俺を憎めよ」と挑発。

しかしこれはフェイスレスの計画の一部。

マサルになったフェイスレスをしろがねが一生愛するように仕向けるための演技だった。

 

リーゼはこれまでに無い程の恐怖を感じ、死を覚悟する。

しかしそこで思い出したのが、マサルに言われた言葉。

「僕はリーゼさんのサーカスが見たいな」

リーゼは「ここにマサルを助けに来たんだ」と目に光を取り戻す。

(あれ?アニメではドクトル・ラーオを追ってマサルと一緒に来たんじゃなかったっけ?)

「私は猛獣使い!獣に喰われ路傍に屍をサラすが本望!」

「STEP BACK!!」

 

外ではドクトル・ラーオがリーゼの死を楽しみに待っていた。

しかし部屋から出てきたのは、ドクトル・ラーオが従わせられなかった幻獣たちを従えたリーゼ。

「ドクトル・ラーオ、この子達があなたに挨拶をしたがっています」

リーゼの幻獣とドクトル・ラーオの幻獣たちの戦いが始まる。

 

「あんな大勢のOに勝てるわけ無いでしょ」と言うコロンビーヌに「やってみないと分からないだろう!」と、しろがね-Oに挑むマサル。

マサルはフェイスレスの記憶から「分解」を使い、しろがね-Oの一人をあっさりと倒す。

そこにコロンビーヌも参戦し、しろがね-Oを圧倒。

しかし、しろがね-O達の投網攻撃にマサルとコロンビーヌは身動きが取れなくなる。

ナイアは「バラバラにしてやる」とマサルたちを殺そうとした時、部屋に警告音が鳴り響き、しろがね-O達の本体が保存されているカプセルが開き出した。

「俺達の体が起きてくる」「もう保存されなくなってしまう!?」と同様を隠せないしろがね-O達。

「もう、お前たちは安全なんかじゃないぞ!」

 

リーゼの幻獣はドクトル・ラーオの幻獣に圧勝。

ドクトル・ラーオは残ったケンタウロスに乗り逃げ出す。

リーゼはユニコーンでそれを追い、撃破。

 

カプセルから出てきたしろがね-O達の本体は、みんな泣きながら起きてきた。

コロンビーヌは泣いている理由を「反射運動とかかもしれないけど…この世に蘇りたくなかったのかもね」と言う。

しろがね-O達は自分の姿を見て、自分を殺してしまったり、自分自身が誰だか分からなくなってしまったりと、大混乱。

そのスキにマサルとコロンビーヌは捉えていた網から脱出。

先に進もうとするマサルの前には、ナイアとナイアの本体。

ナイアは「良いことが無かった体の事を忘れたかったのに、お前が思い出させた」と、マサルに襲いかかる。

 

ドクトル・ラーオを倒したリーゼ。

ドクトル・ラーオはリーゼに「吾輩はお前の姉を倒したビーストには勝ったのに、お前には完璧に負けたんだな」と言って壊れた。

そしてリーゼはマサルの元へと向かう。

 

ナイアはフェイスレス側についた理由を語り始める。

ナイアは「死が怖い、別の人生をやり直したい」と思ってる時に、フェイスレスに「僕だけに従えば、絶対に死なない体をやろう」と言われる。

「人間は平等なんだから、私だって幸せになる権利がある!私だって幸せになっていいじゃない」

ナイアはそう言い、マサルに斬りかかる。

マサルはそれを避け、反撃。

「駄目なんだよ、他の人を踏んづけて自分だけ幸せになっちゃ駄目なんだ」

ナイアはマサルの攻撃で擬似体液が漏れ出し、元の体に帰ることに。

「この体に帰るのは嫌、死ぬのは嫌ぁ!」

マサルはそれを見て「可哀想なナイア、死ぬのは僕だって怖いよ」とつぶやく。

「でも僕はこの体で死ぬまで生きるさ!そしてしろがねを助け出す!」

そう言い先へ進むと、目の前に現れたのはフェイスレスと、最期の四人、そしてしろがね。

「死ぬまで生きるか…。それならそろそろ死んでみるか?マサル」

 

 

 

考察・重要シーン/削除シーン

ヘーマ、リョーコがいないので、アルレッキーノが二人をしろがね-Oたちから助けるシーンは削除。

どうもアニメ版は最古の四人が戦うシーンを削られたためか、強いイメージが持てない。

削除されたシーンもしろがね-Oを圧倒するアルレッキーノに、「やっぱり最古の四人は強いな」と実感できるんだけど。

 

真夜中のサーカスで登場したアルメンドラは登場しなかった。

ナイア達と同郷のアルメンドラ。

両方共しろがねでありながらフェイスレス陣営に組みしている。

しろがね-0で完全機会人間になったナイア達と、占い師としてドップアウトしたアルメンドラ。

アルメンドラがナイア達に言った別れの言葉「あんた達の墓に掘る名は本名でいいのかえ?」は非常に印象的だったが、アニメでは削除。

 

リーゼの操る幻獣とドクトル・ラーオの操る猛獣達の戦闘シーンは削除。

原作では引きちぎったり、踏み潰したり、噛み殺したりと結構グロいシーンだったので、アニメ的にNGだったか?

 

そういえばマサルとはぐれたグリュポンがまだ登場していない。

フェイスレスの思惑を盗み聞きしたり、しろがねをあるるかんの元に案内したりと活躍するはずだったんだけど…。

グリュポンはマサル vs フェイスレスの時には登場するかな。

マサルとフェイスレスの戦いでは、あるるかんの登場はなさそうだ。

マサルはしばらく人形は使えなそう。

ジャコは城の外でボロボロだし、他の人形を持ってきてくれるヘーマもいないし。

そもそも「あるるかん」とマサルの人形2体は、今どこにあるんだろう。

「あるるかん」はしろがねが黒賀村に持ってきたはずだから、仲町サーカスにあるのかな?

マサルの人形「ゴイエレメス」「キャプテン・ネモ」は軽井沢に置きっぱなしかな?ギイが黒賀村に持ってきていなければ。

 

 

まとめ

アニメ「からくりサーカス」第26話の感想

今回はリーゼの活躍の回。

ドクトル・ラーオ初登場の時に戦闘をしなかったし、リーゼがグリフォンを奪わなかったから、どうなる事かと思ったが、それなりに納得の仕上がりになっていた。

ただ、リーゼの演技がちょっと気になったかなぁ。

恐怖に囚われていたときは良かったけど、「Step Back!」の迫力が無かったのが少し残念。

作画にも同じことが言えるけど。

原作の藤田絵がカッコ良すぎるせいかねぇ。

 

それにしても第3クールは安心して見られる。

ただ、これまでがアレなので、『「からくりサーカス」のアニメ面白いよ!』と言い回れないかな…。

 

アニメで「からくりサーカス」が気になった人は、アニメでは描かれていない魅力的なシーンが沢山あるので、ぜひ原作も読んで欲しい。

 

 




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ウェブデザイナー
男 1983年生まれ
”コンパクトなデバイス”、”マンガ”、”メガネ”をこよなく愛する。
イラストの肩に乗ってるのはめそ…じゃなくてペットのフェレット2匹。