アニメ「からくりサーカス」第13話 感想・考察/第2クール開始。OP・EDが一新。

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TVアニメ「からくりサーカス」の2クールが始まり、13話「『ルシール」が放送となった。

私はテレビで見られる環境にないので、Amazonプライムでの視聴。

「からくりサーカス」第13話の感想を書く。
ネタバレありなので、原作を読んでない人は注意。

からくりサーカスの進行状況は下記記事でまとめている。

TVアニメ「からくりサーカス」はどこまで進んだ?原作と比較(最終話反映)

TVアニメ「からくりサーカス」第13話「ルシール」 感想

あらすじ

テントを進んだ先、ついに鳴海たちはフランシーヌ人形を視界に捉える。しかし、辿り着くには最古の四人を倒さなければならない。満身創痍の鳴海にコロンビーヌが襲い掛かった時、フランシーヌ人形の破壊という一点のみでつながっていたしろがね達が、心を一つにして鳴海を守るのであった。

 

オープニング

オープニングテーマはKANA-BOONが歌う「ハグルマ」

オープニング動画は曲名に合わせ、歯車をメインに使った映像になっている。

1期の名シーンに加え、2期で活躍するであろう、「アンジェリーナ」「少年時代ギイ」「才賀正二」なども登場している。

1期のOPよりもダークなイメージが強くなっている印象。

歌詞には「歯車」「サーカス」「真夜中」など、からくりサーカスを思わせるワードが頻繁に登場。

OP終盤の歌詞、「幕が降りるその時まで絶えずハグルマは回る」は非常によく「からくりサーカス」を表しているように思う。

からくりサーカスは一人ひとりのキャラクターに大事な役割があり、それが歯車のように噛み合って壮大なストーリーが動いている。

アニメはその歯車がかなり減らされている分ミニマムに感じてしまうが、歯車がちぐはぐになり破綻するようなことなく、しっかりストーリーが動いているのはすごい。

 

 

エンディング

エンディングテーマは眩暈SIRENが歌う「夕立ち」

CGの操り人形を主体にした美しい映像と共に流れる。

眩暈SIRENの中性的な音楽とマッチした、すこし切なさのあるエンディングになっている。

ストーリーの進み

ついにフランシーヌ人形までたどり着いたしろがね達

そこに待ち受けていたのは最古の四人。

しろがね達と最古の四人の戦闘が始まる。

鳴海はそれまでの怪我で満足に動けないが、それでもフランシーヌ人形を壊そうと動く。

それを見たコロンビーヌにトドメを刺されそうになったその時、ロッケンフィールド、ティンババティがそれを防ぐ。

死にかけている鳴海がフランシーヌ人形を倒せると信じているからだ。

その後、アルレッキーノが鳴海に近づくが、しろがね-Oのリィナまでもが鳴海を助ける。

…が、しろがね-Oの宿命か、アルレッキーノに瞬殺されてしまう。

そして鳴海の前にアルレッキーノが立ちふさがる。

鳴海は最期の力を振り絞り、アルレッキーノに攻撃を加えるが、力なくそのまま倒れてしまう。

アルレッキーノさん、棒立ちのまま何もせずに終わる。

リィナ無駄死…。

ロッケンフィールドは鳴海を助けようと操り人形を向かわせるが、自身が無防備になってしまいパンタローネの攻撃を受けてしまう。

そこに大量のオートマータも迫ってくる。

「フランシーヌ人形を討つことはできないのか」と絶望を感じたその時、

荷物を運んできたジョージ、阿紫花と合流したルシールたちが登場。

 

登場したルシールに対し、「お前の子供の血は赤かったぜぇ」と挑発するドットーレ

しかしそんな挑発には乗らないルシール。

ジョージたちが運んできた荷物から出てきたのは、ルシール操るフランシーヌ人形そっくりの人形。

その操り人形はアンジェリーナと瓜二つだった、ルシールの子供アンジェリーナをモデルとしている。

その人形から「控えよ」の一言のみが発っせられる。

その瞬間動けなくなるオートマータ達。

 

ルシールは動けないドットーレに復習を開始。

「フランシーヌなど自分には関係ないと思えば動ける」とドットーレを挑発する。

 

ルシールは「柔らかい石」を保存するために、自分の子供アンジェリーナに埋め込んだ。

そのため、アンジェリーナは「柔らかい石」を求めているオートマータの囮となっていた。

「親として外れた私の血の色は冷たい闇の色だろうね」

そう語るルシール。

 

そしてさらにドットーレを挑発。

怒り、挑発に乗ったドットーレはついに「フランシーヌ人形など俺には何の関係もない」と発し、その瞬間ルシールを攻撃。

 

オートマータにとってフランシーヌ人形は存在理由そのもの。

それを否定したドットーレは擬似体液を垂れ流し、倒れる。

ドットーレの攻撃を受けたルシール。

ミンシアの優しさに、娘のアンジェリーナを重ね「あんたは私になるんじゃないよ」と言い残し、砕け散る。

そしてルシールは死にかけている鳴海の意識の中に現れる。

「どこへ行くんだ?」と尋ねる鳴海に「いずれお前も行くところさ。だがお前にはまだ早い。早くお帰り」と優しく声をかけるルシール。

世界一かっこいいババァ、ルシール。

ここで幕を閉じる。

 

鳴海は心臓が止まってしまい、医療用カプセルに運び込まれ治療を受ける。

しかし、手足の石化が始まってしまう。

 

ジョージがフランシーヌ人形を倒そうと向かったその時、大量のオートマータがその道を塞ぐ。

低級のオートマータはフランシーヌ人形への忠誠心が弱いために、早く動けるようになったのだ。

しろがね達は戦うが、その数に圧倒されトーアが致命傷を受けてしまう。

トーアは自身に埋め込んだ爆弾を発動させ、大量のオートマータを道連れにする。

ティンババティがフランシーヌ人形に近付こうとするも、コロンビーヌが動けるようになり立ちふさがる。

ティンババテが「毒牙の塔」でコロンビーヌを拘束、そのスキにジョージがフランシーヌ人形の元へ向かうが、

コロンビーヌは拘束されたままジョージを攻撃。

ジョージは足をやられてしまう。

また、ティンババティもコロンビーヌの攻撃を受け、体を貫かれていた。

しかしそこからティンババティの反撃。

自身の血を人形で吸い上げる。

しろがねの血はオートマータの疑似体液を無効化する、まさに毒のようなもの。

吸い上げた血をコロンビーヌに注入する。

ティンババティの血を注入されたコロンビーヌは溶け、ティンババティも砕け散る。

考察・重要シーン/削除シーン

今回はアニメで説明不足だったんじゃないかと思う箇所があった。

しろがねが死ぬときは石化して砕け散るという設定。

マンガではルシールと同郷のマリーから始まり、真夜中のサーカス編でも何人ものしろがねが死んできた事によって説明されていたが、

アニメではルシールが初めての石化での死亡に、鳴海の四肢石化

唐突すぎる気がする。

 

また、戦闘がほとんど省略されている。

特にアルレッキーノと鳴海の戦闘が省略されたのが非常に残念。

マンガではこの前にも一度鳴海とアルレッキーノは戦闘をしていて、その時に鳴海は負けている。

しかし、ここの戦闘で鳴海はボロボロの体ながらもアルレッキーノに「気功」を当て、破壊寸前まで追い詰める。

めちゃくちゃカッコいいシーンなのにね。

気になる人はマンガをどうぞ。(コミック20巻、ワイド版11巻)

 

登場できなかったダールの役目をトーアが一部受け継いでいる。

トーアの「黒き門」の足元には、ダールの人形に付いていたローラーが設置されている。

ダールがいないから、ローラー付きの足は無しかと思ったが、まさか「黒き門」についてるとは。

また、爆弾で散るのもダールの最期の仕事だった。

鳴海を手術するはずだったトーアが爆弾で散ったので、代わりにロッケンフィールドが手術をしている。

 

大量のオートマータとの戦闘で活躍した阿紫花のプルチネルラ、ファティマのグリモルディも今回は登場せず。

グリモルディ好きとしては、これは次回に回された…と思いたい。

 

まとめ

アニメ「からくりサーカス」第13話の感想を書いた。

世界一かっこいいババァのルシール最期のシーンはやはりかっこよかった。

また、しっかりルシールと鳴海の会話を描いてくれたことが嬉しい。

ルシールの優しさに涙した。

 

アニメで「からくりサーカス」が気になった人は、アニメでは描かれていない魅力的なシーンが沢山あるので、ぜひ原作も読んで欲しい。

 

 

 

 




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ウェブデザイナー
男 1983年生まれ
”コンパクトなデバイス”、”マンガ”、”メガネ”をこよなく愛する。
イラストの肩に乗ってるのはめそ…じゃなくてペットのフェレット2匹。