アニメ「からくりサーカス」第19話 感想・考察/黒幕の正体とその計画

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TVアニメ「からくりサーカス」の19話「微笑」が放送となった。

私はテレビで見られる環境にないので、Amazonプライムでの視聴。

「からくりサーカス」第19話の感想を書く。
ネタバレありなので、原作を読んでない人は注意。

からくりサーカスの進行状況は下記記事でまとめている。

TVアニメ「からくりサーカス」はどこまで進んだ?原作と比較(最終話反映)

2018年10月30日

TVアニメ「からくりサーカス」第19話「影の正体」 感想

あらすじ

記憶の旅から戻った勝は、自身が貞義ではないことを証明するため、黒賀の衆を掻い潜り屋敷から外へ走り出す。その際、勝を探して黒賀村を訪れたしろがねと偶然再会する。しかし、ギイたち追手から逃れる途中、またもや正二の記憶が頭を駆け巡る。記憶の中でエレオノールは、アンジェリーナの願いも虚しく生命の水を飲んでしまっていた。

 

ストーリー

しろがね(エレオノール)が久々の登場。

黒賀村を訪れる。

意識を取り戻すマサル。

過去の記憶を見てきたマサルは「しろがね(エレオノール)が助かってよかった」「井戸でしろがねを守った人形(アンジェリーナ人形)は、最後には心を持てたのかな」と、ギイに問いかける。

マサルに貞義がダウンロードされていると思っているギイは、「アンジェリーナは貴様のせいで死んだんだ、貞義」とマサルにメスを向ける。

マサルは自分を証明するために、その場から離れる。

すると、そこにはしろがねがいた。

マサルを見つけたしろがねは喜び抱きつく。

しかし、そこにギイが現れマサルにメスを投げつけた為、しろがねは困惑する。

マサルはギイの攻撃で体制を崩し、崖から落ちてしまい、気を失ってしまう。

そして過去の記憶の続きを見ることとなる。

 

ギイが井戸の中からエレオノールを救い出し、そこに満身創痍の正二が到着する。

正二はエレオノールが無事だった事に喜ぶが、目と髪の色が銀色になっているのを見て、愕然とする。

体の中に”柔らかい石”があるエレオノール。

「このままではオートマータやしろがねにさえ追われることとなる」

そこでギイの提案で、”エレオノールは死んだ”、”アンジェリーナは体内に”柔らかい石”を入れたまま姿を消した”という嘘をつくことにする。

 

20年後。

エレオノールは黒賀村の外れにある土蔵で暮らしていた。

怖い夢を見たと泣くエレオノール。

0歳でしろがねとなったエレオノールは、5年に1歳しか歳をとらないので、この時はまだ5歳。

正二は父親として名乗れないので、エレオノールの前には姿を表さず、陰ながら見守っていた。

エレオノールは「人形に襲われたり、大きな人に首を絞められたりする夢」を見ていた。

それは生命の水に溶けたフランシーヌ人形の記憶。

そして「小さな部屋に閉じ込められ、優しい人が来てくれた夢」は、フランシーヌの記憶。

フランシーヌ人形には、フランシーヌの髪の毛が使われていたので、フランシーヌの記憶も混在していた。

ギイはエレオノールが幸せを阻む者と戦えるように、キュベロンでしろがねとして訓練を受け、その後に正二が迎えに来るように提案する。

 

そして37年後。

正二はキュベロンを訪れ、「日本で失われた”柔らかい石”を探すため、一番若い女性のしろがねを派遣していただきたい」と要望をする。

もちろん候補としてエレオノールの名前が上がる。

エレオノールの前にやっと立つことができた正二。

「やぁ、はじめまして」と挨拶する正二に、「しばらくぶりでした、正二おじいさま」とエレオノールから意外な言葉が発せられた。

「どうして私を知っているのかね」と問うと、「おかしいわ、何度もお会いしているのに」と答えるエレオノール。

「私の名前はしろがね。微笑みさえ忘れた可愛そうなお人形。おじいさまはお会いする度に、何度もそうおっしゃったわ」

誰かの陰謀を感じる正二。

そして、エレオノールは他の任務に派遣されてしまい、日本に連れて帰ることもできなかった。

正二とギイは、「正二たちの動向が分かり、正二になりすましエレオノールに会い、人形作りの知識がある」という条件から、犯人は貞義(ディーン)だと確信する。

しかし理由が不明なため、ギイは貞義の動向を調べることに。

 

貞義が正二の部屋を訪れ「愛人に子供ができちゃった」と話す。

「金は払って子供は育てさせようかな、名前はマサルとつけさせようかな」

そして正二は、貞義が”マサルは黒賀村の人形使いを滅ぼすためのエサ”という計画があることを知る。

 

マサルの危機を感じた正二は、マサルを守るためにエレオノールを日本に派遣してもらうことにする。

しかし正二の行動は、貞義の本当の計画に乗せられてしまっていた。

 

ある日、正二の元に電話がかかってくる。

苦しそうな人の声と、貞義の声だ。

貞義は黒賀村にゾナハ病を発生させていた。

「来なよ。もちろんこの事はギイくんや、しろがね本部には内緒だよ」

黒賀村に到着し、貞義と対面する正二。

ここでようやく貞義の本心を知ることとなる。

貞義はアンジェリーナが好きだったが、正二の連れ合いになってしまった。

アンジェリーナがの目が覚めるのを待つために、正二の右腕として近くにいた貞義。

しかしアンジェリーナに子供ができたことで、貞義は「アンジェリーナは僕になびかなかった愚かな女だ」とアンジェリーナに興味がなくなった。

そして”柔らかい石”を手に入れて永遠の命を得るために、アンジェリーナの命を狙った。

正二はしろがねであっても、5年に1度は老いる。

永遠の命を得るには、体という部品を取り替えればいい。

貞義が溶けた”生命の水(アクアウイタエ)”を1人だけに飲ませれば、記憶や人格がそのままに新しい肉体へと生まれ変われる。

その為に貞義は”生命の水”が必要だった。

「死ぬ前に教えていけよ。柔らかい石はどこに行ったのさ」

貞義を焼夷手榴弾で殴りつける正二。

「貴様だけには教えるものかぁ!」

しろがねの貞義には、この程度の攻撃は大したダメージにはならない。

「なぜ私に変装をし、エレオノールに暗示をかけた?」

 

貞義はその理由を話し始める。

貞義はエレオノールに運命を感じていた。

守ることで強い絆を作ることは、アンジェリーナの時に失敗していた貞義。

守るのではなく、エレオノールに自分を守らせるように仕向ける。

その為に、エレオノールに「マサルを守れば、お前は人形じゃなくなる」と吹き込む。

そしてそのマサルに貞義がなる、という計画だった。

正二がマサルを守らせる為に、エレオノールを日本に派遣してもらったのも、貞義の計画の上だった。

 

「君は僕に利用された挙げ句、ここで死ぬんだ」

「ダウンロードには精巧な機材と、膨大なデータが必要なんだろ?今頃よく燃えているだろうなぁ、大事なお前のデータが」

 

正二は軽井沢で貞義の機材とデータを燃やしてから、黒賀村に来ていた。

「これではダウンロードまでに数年はかかってしまう!正二めぇ」

時間が必要になった貞義は、日本に着いたしろがねに「東京のサーカスでマサルが助けを求めるまで待機しろ」と指令を出す。

正二はゾナハ病にかかった黒賀村の人たちを助けるために、血液の殆どを抜き取った為に長い眠りについた。

考察・重要シーン/削除シーン

第19話は黒幕である貞義(ディーン)の計画の全貌が分かる、かなり重要な回だった。

子供が生まれたアンジェリーナが殺された理由、しろがね(エレオノール)が自分のことを「人形」という理由、貞義がマサルに成り代わろうとしていた理由などなど。

「そうだったのか!」と、アハ体験ができるのではないだろうか(笑

 

ただ、原作ではかなり文章が多いシーンだったので、今回は説明不足が非常に多く発生。

  • キュベロンにエレオノールを派遣してもらう時に「一番若い女性のしろがね」としたその理由
  • 黒幕=貞義という裏付け(出生の謎、黒賀村事件の時のアリバイなど)
  • ダウンロード理論があるのに、”生命の水”を必要としている理由
  • 貞義の計画内でが黒賀村の人形使いを滅ぼそうとした理由
  • 白銀が”生命の水”に溶けてしろがねを沢山作った事が、貞義の計画のヒントになっていた
  • 黒賀村を襲ったオートマータは、貞義が作ったので、フランシーヌ人形の命令に従わなかった

さらっと挙げるだけでもこれだけある。

ストーリー的にそこまで重要ではないんだけど、「からくりサーカス」にはこういう細かい設定に非常に魅力を感じているので、残念だ。

毎回言うのは忍びないんだけど、時間無さすぎ & 端折りすぎ。

 

また、今回衝撃的だった事。

エレオノール、可愛すぎ。

天使かな?

このシーンだけ見たら、萌アニメだと思われても仕方ないレベル。

アンジェリーナ登場の時もだったけど、可愛い女の子描くの相当上手いね。

 

まとめ

アニメ「からくりサーカス」第19話の感想を書いた。

過去編の後半であり、黒幕である貞義の計画や取ってきた行動、その理由が説明された。

それに伴い、これまでに謎だった事件や事柄が明らかになった。

かなり現代に近づいてきた過去編も、おそらく次回で終わり。

次回も結構衝撃的な告白が待ち受けている。

いろいろな点と点が線で結ばれる感じ。

今回のように説明不足にならなければいいけどね…。

 

アニメで「からくりサーカス」が気になった人は、アニメでは描かれていない魅力的なシーンが沢山あるので、ぜひ原作も読んで欲しい。

「過去編」はコミック23〜27巻、ワイド版12〜14巻。